2022/08/28

ブンデス史上最高のロケットスタートを、ブンデス史上最高のセーブ数で食い止めたヤン・ゾマー

©︎IMAGO/MIS

 2014年にボルシア・メンヒェングラードバッハへと加入して以来、クラブシーンでもスイス代表としても守護神として、数々の好プレーを披露してきたヤン・ゾマーだが、さらに土曜日の夜には新たな金字塔が打ち立てられた。データ収集が行われて以降、この日のバイエルン・ミュンヘン戦にて記録した、19セーブ以上を果たしたブンデスリーガの選手は誰1人として存在しないのである。

 「タフな試合だった、とにかくタフな試合だったよ。この試合が始まる前から、どんな試合展開になるか、その覚悟はできていたのだけれど」と、スカイに対して語った33歳のベテランGKは、これまでブンデスリーガ史上最高のロケットダッシュをみせた10連覇中の王者から「凄まじいパワーとプレッシャーに晒されるだろう、そしてその全ては決して守り切れるものでもないだろう、とね。」と言葉を続けた。

 そして最終的に1−1と敵地での勝ち点1確保に、グラードバッハのヴィルクスSDは「バイエルンと戦う以上、本来止められないようなシュートも止められるGKが必要なんだ。ヤンは実際に見事なセービングで、ワールドクラスのパフォーマンスで応えてくれたよ。いかにバイエルンが強烈な相手であろうと、いかに我々が厄介な存在となれるか。それをみせられたと思う。まぁ運も必要なものさ。欧州トップクラスが相手なのだ」と称賛。

 また相手選手のトーマス・ミュラーからも賛辞が贈られており、「ヤン・ゾマーが僕たちと対戦するとき、その年のベストパフォーマンスを見せてしまうというのは、何も今日はじまったことじゃないさ。あとケヴィン・トラップもね。もちろんこういう試合になればGKに見せ場が多く訪れるものではあるし、その全てが止められるはずがないものでも、トップクオリティのシュートばかりだったという訳でもないけれど、ただゾマーは常にそこにいたんだ」と語った。

 ユリアン・ナーゲルスマン監督もまた、「ゾマーによるいつも通りの、我々に対する素晴らしいパフォーマンスだった。全てを抑えていたよ」と述べ、その労をねぎらい「この1週間は休ませてあげていいだろう」と言葉を続けている。実際に休むかどうかは別にして、確かにゾマーにはもう1つ気がかりなテーマも控えているところ。契約最終年度に入っていることから今夏の動向が注目されているが、クラブ側もまた長期契約の締結を目指しているところであり、同選手は「8年ここにいるし、ウマが合わないわけがない。もうファミリーの一員。これから一緒に座って話すことになる」と交渉に臨むことを明らかにした。

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