2022/10/09

勝ちきれないバイエルン、カーン代表「こんなシーズンは久々」

©️IMAGO/Lackovic

 試合終了間際のロスタイムで同点弾を決められた後、バイエルン・ミュンヘンのオリヴァー・カーン代表は観客席から後ろに体を滑らせ、両手で背もたれをつかみ、すぐに上体を前に傾け両手で欄干にぶつけた。ドルトムントの夜に轟いた、失望の瞬間・・・。「土壇場で失点したということで、より一層腹立たしく感じるよ」と、その1時間弱後にスタジアム地下で語った同氏。すでに冷静さを取り戻しており、「もっと早い段階から試合を目ていなくはならなかった。2−2という結果を招くのに我々はいろんなことをやってしまった」と苦言を呈す。「いくつかのプレーでうまくこなせていれば、序盤で勝負が決まっていたはずなのだ。ドルトムントはかなりグロッキーになっていたからね。にもかかわらず、我々は彼らにむしろ手を差し伸べて、立ち上がらせてしまったのだよ」

 確かにアルフォンソ・デイヴィースやマタイス・デ・リフトの思わぬ交代についても指摘するが、それでもこの土壇場での同点劇の言い訳にはしたくはないとも考えており「それでもうまく対応していかなくてはならないものだよ」と強調。改めてドルトムントに賛辞をおくりつつ、「全体的にみれば、自分たちが悪かったのだ」と総括している。「自分たちが手にできたはずの報いを、我々は自分たちから手放してしまう。なんというシーズンだろうね。これほど得点チャンスをフイにし、試合を決めきれない状況というのは相当前まで遡らないといけないよ」

 かつてドイツ代表主将としても数多くの経験を積んできたカーン氏は、心理学が全てではないにせよ大きく影響を及ぼすことも熟知しており、だからこそナーゲルスマン監督には「我々は今、素早く行動に移していかなくてはならない。早く首位を奪還しなくてはならないのだ」と明確なメッセージを残す。リーグ戦10試合が経過し、特に最近6試合で1勝4分1敗の成績にとどまるバイエルンではあるものの、日曜日に試合が控える首位ウニオン・ベルリン、そして2位SCフライブルクとの勝ち点差はわずか1であり、順位表の上ではドルトムントとはまだ勝ち点で並び、得失点差では16の開きを手にしている。

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