2022/10/16

バイエルンのヘーネス名誉会長、カタール問題提起の会員に「恥を知れ!」

©️IMAGO/Eibner

 土曜日に開催されたバイエルン・ミュンヘンの年次総会にて、ヘリベルト・ハイナー会長が再選され演説へと臨む際、挨拶を受けたウリ・へーネス名誉会長は一瞬立ち上がると、そこでは万雷の拍手喝采を浴び、さらに2時間半が経過した頃にはファンの1人が、バースデーソングを贈るという一幕もあった。長きにわたりバイエルンを率いてきたへーネス氏にとって、非常に心地よい時間を過ごしていたことだろう。20時49分にミヒャエル・オットー氏がステージに立つまでは。

 昨年にバイエルンのカタールのスポンサー問題に関する投票動議を行なっていたオット氏は、今回も再びその問題を取り上げており、「スポンサー契約には個人的な責任がないことは認識しております」とハイナー会長に向かって前置きした上で、「しかしカタール大使は数週間前に、FCバイエルンについて話、特にバイエルンがカタールを批判していない、ということを利用する発言を行なっていました。「いったい何故バイエルンは常にドーハに行っているのだろうか?そしてなぜ何も言わないのだろうか?」と」と指摘。言い換えればカタールでそれほど悪い問題が起こっているのであれば、バイエルンはもっと早く何かを言って然るべきだろうということである。

 これに対してハイナー会長は、「それらの発言が行われた時、私はその場にはいなかった」と質問を交わしつつ、「我々は問題点や改善点についても意見交換を行いました。果たして大使がその発言によって、何を表現しようとしているのかは私には判断しかねます」と返答。つまりバイエルンの姿勢としては明確で、決して沈黙することへの意思はないということになる。ただカタール空港とのパートナーシップは来年で満了を迎えるが、その延長については「なんともいえない」とハイナー会長。おそらく話し合いはW杯終了後ということになるだろうが、「カタールが改善を実現していく、そのためには共同でのプロジェクトが展開できなければならない」と強調した。

 最終的にオット氏は、ハイナー会長の説明には、あまり納得はいっていないようだった。「全ては、これを長引かせていくためのもののように感じられます」と述べつつ、「まだ手段が残されている限りは、諦める理由なんてありません。これからも戦いつづけていきたいと思います。これでカタールの問題が解消されるわけではない。やはりファンの力というのは必要だと思うのです」と言葉を続けている。ところで、前述のウリ・へーネス名誉会長もまた、同じ意見をもっているのだろうか?まだ総会が進行中の折、自撮りをしていた所でオットー氏に気づくと、記者らがいる中でそこへと詰め寄っていった。そして・・・

 「君のパフォーマンスは恥ずべきものだったね!」と怒鳴り声をあげ、そして「ここはバイエルン・ミュンヘンというサッカークラブなのであって、ここは決してアムネスティ・インターナショナル総会などではないのだ。いつか覚えたらどうかね!」との言葉を浴びせると、オット氏も「私は、サッカークラブであるバイエルン・ミュンヘンもまた、人権を尊重すべきであると言っている」と反論。だがヘーネス氏はその反論の時間さえ許すことなく既にその場から姿を消していた。オットー氏は「私たちはせっかく、客観的に物事を話し合っていたというのに、本当に残念です」と説明。「ヘーネス氏は自ら直接、またしても客観性のないレベルの所に引きづりもどしてしまいましたね」と言葉を続けている。

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