2022/10/16

会員に罵声、恥ずべきはウリ・へーネス名誉会長自身

©️picture alliance / Eibner-Pressefoto

 今年もまたこの時期がやってきた。バイエルン・ミュンヘンの年次総会の時期が近づくと、人々の頭には長きにわたり起こってきた様々な記憶が蘇ってくる。ウリ・へーネス会長が「クソみたいな、雰囲気だな」と喚き散らしたり、ウリ・へーネス会長が脱税について涙ながらに謝罪したり、そしてウリ・へーネス会長が涙ながらに復帰する感動の場面・・・。

 確かに昨年でもバイエルンの年次総会は怒号と会長退任を求める混乱の中で閉幕を迎えていたが、ただその対象となっていたのは後任のヘルベルト・ハイナー会長であって、へーネス氏はいまや名誉会長として業務に介入することはなっくなった。だがそれにもかかわらず、今年もウリ・へーネスは健在であった。ただその健在ぶりを示すことを本人が望んでいたかどうかは、定かではないが。

 ただ昨年の年次総会にてカタールのスポンサー問題に関する投票動議を行なっていた、ミヒャエル・オットー氏が今年の総会でもこの話題についてスピーチしたことについて、「君のパフォーマンスは恥ずべきものだったね!」と相当な攻撃をするのはいかがなものか。確かにサッカーは感情的になってしまう部分もある、そこでの反論も悪くはないだろう。だがそれを一般の会員らや、ジャーナリストたちがいるその目の前で、録音までできる環境にありながら、名誉会長がそれを行うべきであろうか?

 そもそもカタール航空のスポンサーシップについて、ヘルベルト・ハイナー会長へ淡々と質問を投げかけていく、バイエルン・ミュンヘンの会員であるミヒャエル・オットー氏の姿は、明らかに恥ずべき姿などではなかった。むしろその代わりにその恥ずべき姿をこの場所でみせていたのは、不必要な叱責を飛ばしたウリ・へーネス名誉会長自身である。バイエルンのファンを大声で侮辱し、返答の機会さえ与えず立ち去ったその姿は、もはや恥ずべき以外の何ものでもないだろう。

バイエルン・ミュンヘン バイエルン・ミュンヘンの最新ニュース