2023/03/26
2022/10/28
敗戦後、バイエルンのロッカールームを訪れていたレヴァンドフスキ

©️IMAGO/NurPhoto
スペインリーグでは得点を量産し、またチャンピオンズリーグでもヴィクトリア・プルゼニやインテル・ミラノを相手にしても得点を決めてきたロベルト・レヴァンドフスキだが、古巣となったバイエルン・ミュンヘンとの2度の対決ではいずれも鳴りを潜めた。前回逆の立場では2度ゴールネットを揺らしていたのとは異なり、ウパメカノやデ・リフトの前でいいところをみせられず、PK獲得と思われたデ・リフトのファウルも正しく主審が取り消した。
81分に交代が告げられた時、観客からは暖かな拍手が送られる中で、ポーランド代表主将は失意を浮かべながらその場を後にしており、試合後はピッチ上で旧友たちと言葉を交わす姿が。さらにサリハミジッチSDによるとロッカールームも訪問していたという。トーマス・ミュラーは少し明るい表情で「レヴィがどれほど野心的な選手か。そしてバルセロナがどれほど野心的なクラブかは、わかっているからね。もちろん同情の気持ちはある」とコメント。
この夏には多額の負債を抱えながらもバルセロナでは、莫大な資産を売却することによって、高額なチーム作りを敢行しクラブの再建に着手したものの、最終的には昨年と同様にチャンピオンズリーグ敗退を喫し、そしてヨーロッパリーグへと戦いの舞台をうつすことになった。これは間違いなくクラブ側としても、そして新天地へと渡ったレヴァンドフスキにとっても、明らかに物足りない結果であることは言うまでもない。