2022/11/05

バイエルン:キングスレイ・コマンが後塵を拝する理由

©️picture alliance / Avanti

 バイエルンでの更なる飛躍を期して臨んだワールドカップイヤーにおいて、キングスレイ・コマンはその思惑とは異なるシーズンを過ごしている。開幕戦では昨シーズンからの出場停止処分で出遅れ、その直後に筋損傷を抱えて離脱。さらにドルトムント戦では途中から出場するも、その直後に再び退場処分を受けており、ここまで1得点5アシストとその資質を思えば、決して満足のいく数字を残すことはできていない。

 昨季はレヴァンドフスキと並びオフェンス陣を牽引したウィンガーだが、ナーゲルスマン監督によると長期間筋肉系の問題を抱えていたことで「頭の中がまだ完全に整理されていたわけではなかったんだ。だから状況によって彼は非常に慎重になってしまったところがある」とコメント。

 その一方でライバルであるリロイ・サネ、ジャマル・ムシアラ、セルゲ・ニャブリ、さらにはエリック=マキシム・シュポ=モティングも活躍をみせていく中で、コマンはその後塵を拝するとなり我慢の時間を過ごさなくてはならなくなったのだ。実際に先日のインテル戦でも落ち着き、自信のなさがプレーの中でみてとれ「彼はそのスプリント、爆発的な攻撃がウリだが、その時に筋肉系のことが頭のなかでこびりついていると、数パーセントの不足がそこで生まれてしまうんだ」と指揮官。

 特に今月に開催されるワールドカップを見据えて「その場にいるために、その時にいい状態にあるように、僕は全力を尽くしていくし、自分の体のことを信じる」と意気込みをみせていた26歳の思惑とは裏腹に、むしろ3週間前となってもなお疑念を取り払えない状況にあるということだ。「まずは彼が自分の筋肉に最大限のフレッシュさを感じること」とナーゲルスマン監督は強調。「そうなれば、彼は我々にとってかけがえのない戦力となる」

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