2022/11/17

移籍を視野に入れるパヴァールと、バイエルン側の思惑

©️Getty Images

 その信頼性が高く評価されているベンジャマン・パヴァールではあるものの、ただ選手本人が目指すセンターバックでの定位置争いは激しく、来季に契約最終年度を迎えるにあたって新天地への移籍も視野に入れているところ。このことについてバイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン監督は、「その契約状況にある選手であれば、そのことを考えるのがむしろ普通だ」と理解を示し、「ベンジーがこのことを口にしたのは初めてのことではない」とコメント。「そんなに大きなことではないよ」との見方を強調している。

 フランス代表ディフェンダーとしてはビッグクラブにおいて、守備の要としての活躍をみせることを個人的な目標として掲げており、ただバイエルンでは同国出身のリュカ・エルナンデス、ダヨ・ウパメカノ、そして今夏加入のオランダ代表マタイス・デ・リフトらとの熾烈な争いが展開され、むしろ右サイドバックとしての起用が主となっているのが現状なのだ。ただ確かにチーム事情からここのところCBとしてプレーしチームも好調、そのディフェス自体も評価されてはいるが、キーワードはビルドアップ。またデ・リフトと同様スピード面で少々難があり、また今夏に加入するも適応に少々難があったノゼア・マズラウィの右SBでは、パヴァールが求められたという背景もあった。

 ただいまやマズラウイは時にパヴァールよりも優先されて起用されることもあるほどの成長をみせてはいる だが、それでもまだ首脳陣としては守備面での不足を気にかけており、この部分ではパヴァールはまさに信頼のおけるオプションということになる。昨季の後半戦では調子を落としたところがあったとはいえ、成績的には非常に安定していたパヴァールのような選手を、バイエルンとしてはそう簡単に手放す理由はないのだ。いずれにせよ来季に契約最終年度を迎えることからも、年明けからはクラブ首脳陣とともに話し合いが予定されている。

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