2022/11/28

バイエルンの前半戦総括:ライアン・グラフェンベルフ

©️IMAGO/MIS

 今季ライアン・グラフェンベルフはここまで16試合に出場しており、そのなかでフル出場は2試合のみ。ポール・ポグバに比較される程の20才の逸材は、今夏のアヤックスから加入するも、様々な理由から思うような出場機会を得られない日々が続いているところだ。ひとまずここまでの中間決算をみていこう。

 確かに本人が繰り返し口にしているようにより多くのプレータイムを望んではいるものの、それでも新しいリーグに若手選手としてある程度の慣れの時間はどうしても求められるものであり、さらにライバルとなる選手がジョシュア・キミヒ、マルセル・サビッツァ、レオン・ゴレツカら激しく、時にトップ下でもチャンスを模索するもそこにもトーマス・ミュラーやジャマル・ムシアラなど厳しい相手が待ち構えているところ。

 加えてまだ守備面については改善の必要があり、とりわけポゼッションプレーにおいては、オランダのエールディビジとは状況が異なる部分があった。そこからドイツ王者での挑戦へと臨むにあたっては、いずれにしても忍耐力が求められることは想像のできたことでもあり、今は悔しさの気持ちと共に意気揚々とこの挑戦に立ち向かっているところ。基本的には中盤ならばどのポジションでもいいのだが、本人としてはCMFでのプレーを好んでいるようだ。

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