2022/12/19

フランス代表:蚊帳の外のウパメカノ、そして七人目の選手交代の謎

©️Getty Images

 日曜夕方より行われたワールドカップ決勝戦にて、2点リードを許しながらもフランス代表は、後半80分から立て続けにキリアン・エムバペが加点して一気に同点に。当然ながらフランス代表は歓喜に沸くことになるのだが、ただそこにバイエルン勢として11大会連続決勝出場選手となった、ダヨ・ウパメカノが加わろうとした際に、テオ・エルナンデスがそれを制して外から見守る他なかったのだ。

 いったい何故このようなことが起こってしまったのだろうか?それはバイエルンのリュカ・エルナンデスの弟が、とある神話をいまだ頑なに信じていたということにあるだろう。実は前回のロシア・ワールドカップにおいても同様に、相手チームがすぐにプレーを再開しないように、少なくとも1人の選手が常にフィールドに残っていなくてはならないという神話が浸透しており、今大会でもスイス戦にてポルトガル代表は同様の姿をみせている。

 ただしkickerの問い合わせに対してIFABは、「そのようなルールは存在しません」と明言。その代わりに第8条「プレーの開始と継続」のキックオフの項目に、「キックオフを行うプレーヤーを除く全てのプレーヤーが自陣にいる必要がある」と明記。つまりは審判員は選手がピッチ外、もしくは相手陣地内にいる場合にはプレーを止めることができるのだ。

七人目の交代枠

 そして最終的にその結果で延長戦へと突入。両チームはこれにより通常の試合で交代可能な5人に加えて、さらにもう1人、つまりは6選手を交代することが可能だった。ただしそのわずか5分後に、フランス代表デシャン監督は”7枚目”の交代枠を使うことになる。実は延長戦に入る前にアドリアン・ラビオが、相手選手アルバレスと衝突した際に頭部を負傷したために交代を余儀なくされており、脳震とうの疑いが持たれる場合は予防的措置のために追加で交代が可能となっている。

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