バイエルン、マンＣからジョアン・カンセロ獲得か

©️imago images

　年明けよりリーグ戦３試合連続ドローと未勝利が続くバイエルン・ミュンヘンだが、もう間も無くして明るい材料が届けられるかもしれない。英紙アスレティックは月曜午後、ジョアン・カンセロがマンチェスター・シティから、バイエルン・ミュンヘンへの移籍目前に迫っていることを報じた。記事によれば今シーズンいっぱいまでのレンタルとなるようで、さらに買い取りオプションも付随する可能性があるという。

　２０１９年よりマンチェスター・シティでプレーし、契約を２０２７年まで契約している同選手は、プレミアリーグでトップクラスのサイドバックと評されるものの、最近ではグアルディオラ監督の下で定位置確保とはならず、過去２シーズンでプレミアを制しポルトガル代表４１試合の経験をもつ２８才よりも、今はカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、ナタン・アケ、若手のリコ・ルイスなどを起用する場面が多く見受けられているところ。

　一方でバイエルン・ミュンヘンではヌゼア・マズラウイが心膜炎のために長期離脱、さらにブナ・サールが膝の手術を受けて今もリハビリを継続しているところであり、右サイドバックではベンジャマン・パヴァール１人のみ。特にバイエルンではリュカ・エルナンデスも長期離脱中のためセンターバックにも需要があり、パヴァール自身はそこでのプレーを希望していた。加えてジョアン・カンセロは右利きながら、左サイドでも起用可能。

　ベンフィカ・リスボンにて育成されたジョアン・カンセロは、２０才のときに母国を離れてスペインのバレンシアＣＦに入団。それからイタリアのインテル・ミラノへのレンタル移籍を経て、２０１８年夏４０００万ユーロでユベントスへと加入したが、そのわずか１年後にはマンチェスター・シティへと渡っていた。特に１年前に契約を更新していたことを思えば、今冬にバイエルにレンタル移籍することは予想外の出来事だとはいえる。