2023/02/14

パリSG:エムバペとメッシが、バイエルン戦出場へ

©️IAFP via Getty Images

 確かにユリアン・ナーゲルスマン監督は、パリ・サンジェルマンが2週間前にキリアン・エムバペについて、3週間の離脱期間に入る見込みからCL16強、バイエルン・ミュンヘン戦での初戦で欠場する可能性を示唆していたものの、それでもなお「私は彼が欠場することはないと思うね」との考えを示していた。

 そして月曜日にパリ側から発表されたその内容は、まさにそれを裏付けるののであり、キリアン・エムバペは22人のメンバーの中に含まれているところ。確かに大腿への負傷を抱えていたフランス代表FWだったのだが、どうやら火曜日の出場を妨げるほどのものではなかったようだ。

 また膝の腫れを訴えていたリオネル・メッシについても同様に、バイエルン戦には間に合っており、これで元ブンデスリーガ2人、レナト・サンチェスとノルディ・ムキエレが負傷欠場ということになる。一方でバイエルン側はノイアー、マズラウイ、エルナンデスら長期離脱組に加えて、パウル・ヴァナーも今回の22人のメンバーから外れていた。

コマン「エムバペとは話してないし(笑」

 フランス代表でそのエムバペとチームメイトの、バイエルンのキングスレイ・コマンは、エムバペ起用の可能性について「残念ながら、彼と直接話していないから。それは明日わかるはずだ」と笑顔でコメント。一方で今回は「コロナ禍前以来となる」古巣帰還でもあり、「いい経験だし、いい雰囲気。いつもここにくるのは好きなんだ」とコマン。ただその際0−3で敗戦、アンチェロッティ監督はミュンヘンを終われたが・・・。

 一方でコマンは指揮官に対して揺るぎない信頼を寄せながら、あとは「ここ3試合で僕たちは勝利しているけど、それでも集中してハードワークをし続けなくては」と強調。逆にパリ・サンジェルマンは年明けから思うように事は運んでいないものの、「そういうことはあるものだし、それでアドバンテージを得て試合が始まるわけでもない。多少の危機に陥っても彼らの力はわかっている」と付け加えた。

CL戦にむけて意気込むナーゲルスマン監督

 ナーゲルスマン監督も「今回は最高の試合となると確信」し、「その日の状態で決する五分五分」と評価。相手がどうであれ「互いに力を発揮してくる」とみており、「エムぱべが先発かは大きな問題ではない。たぶん途中からとなると思ってはいるが、どっちにも対応する準備をする。彼がピッチにいれば多少アプローチは変わるが、ただ全てのスター選手に左右されるような過ちは犯してはならない。」と念を押す。「相手もうちを警戒しているはずだ」

 また守備に関しては4バックにしても3バックにしても「よかったときもあれば、悪かった時もある」と指揮官。「自分たちらしさを一貫してみせていければ、メッシやネイマールにもそこまでのスペースは与えないはずだよ」と、ポゼッションでの優れたコントロールとカバーリングの重要性を説く。そして改めてチャンピオンズリーグに臨むにあたり「ブンデスのタイトルも非常に重要だが、実際にメディアではそういう価値観をもっているわけではないよね。CLでかなり進んだ場合と早期敗退のシーズンの評価は違うものだ」と語った。

International Internationalの最新ニュース