2023/03/25

バイエルン:ナーゲルスマン監督解任と、トゥヘル監督の招聘を同時に発表

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 既報通りにユリアン・ナーゲルスマン監督はバイエルン・ミュンヘンの指揮官としての任務を解かれ、そしてその後任としてトーマス・トゥヘル監督が就任することが正式に発表された。2021年夏に移籍金2000万ユーロを投じて5年契約を結んでいたものの、「当時我々は彼と共に長期的に仕事ができると確信していた。そしてそれは最後まで我々の望みだったし、きっとユリアンは魅力的なサッカーで成功を収めてくれるだろうと、彼自身もその考えを共有していたのだが」とオリヴァー・カーン代表はコメント。「確かに昨季はブンデスリーガを制してはいるものの、それでもあまり我々の認識としてはチームとしてのクオリティを発揮する機会が減少しているというもので、特にワールドカップ以降はますます魅力的な良いプレーができいなくなっている。そのため今季のみならず来季以降についても我々の目標に疑問を投げかざるを得ず、だからこそここで我々は動きに出ることにした」と説明している。

 今季リーグ戦25試合を経過した時点で首位の座はボルシア・ドルトムントに明け渡し、勝ち点差1で2位へと陥落。代表戦明けにはそのドルトムントとの直接対決が控えており、さらにドイツ杯では同じく今季上位争いを展開するSCフライブルクと対戦。そしてなによりチャンピオンズリーグではマンチェスター・シティとの準々決勝も控えるなど、まさにシーズンの行方を左右する重要な局面に置かれているところ。逆にいえばまだここから三冠達成という最大の成果をおさめるチャンスも残されているということであり、その希望を託されたのがナーゲルスマン監督より一回り年上の、チェルシーやパリ・サンジェルマンなどビッグクラブで指揮をとったトーマス・トゥヘル監督だ。

 バイエルンは2018年にも当時、ボルシア・ドルトムントをドイツ杯優勝に導きながら退任していた同氏の招聘に動いた過去があり、そのときには口頭での合意には至ったものの、ハインケス監督続投を望んだへーネス会長の以降で長引いたことにより頓挫。最終的にパリ・サンジェルマンへと移籍した。そしてチェルシーを解任されフリーとなったトゥヘル氏に、トッテナム・ホットスパーが関心を示していた中で、今回は迅速に事を運ばせたバイエルンが、ミュンヘンに居を構えるドイツ人指揮官の招聘に成功した格好だ。契約は2025年6月末日までで、来週月曜日から古巣ドルトムントとのドイツ頂上決戦に向けた準備を進めるとのこと。ちなみにチャンピオンズリーグで勝ち進めば、準決勝では同じく古巣チェルシーと対戦する可能性も残されている。

  ハンジ・フリック監督との不和から、2021年夏にナーゲルスマン監督を招聘していたハサン・サリハミジッチ競技部門取締役は、「これまでのバイエルンの仕事の中でも、もっとも難しい決断だったよ。彼とは初日からオープンかつ信頼に満ちた友好関係を築いてきたんだ。彼との別れを残念に思う」とコメント。しかしながら「特に1月以降のチームパフォーマンスについて分析を行った結果、1年前の後半戦のことも踏まえてユリアンとの道を分つことを共に決定した」と言葉を続けた。なおナーゲルスマン監督のほかアシスタントを務めるティノ・トップメラー氏、ベンヤミン・グリュック氏、クサヴァー・ツェンブロード氏もその任を説かれる。


 

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