2023/03/27
コンテ監督解任のトッテナム、次期監督候補にナーゲルスマン監督も

©︎IMAGO/Lackovic
日曜夜に既報通り、トッテナム・ホットスパーはアントニオ・コンテ監督の退任を発表した。ひとまずはステリーニ氏がメイソン氏からのサポートを受ける形でシーズン終了まで指揮をとることが明かされてはいるものの、それでもスパーズにとって後任監督人事が最優先課題であることに代わりはない。そんな中で英紙ガーディアンは候補の1人として、同じく最近バイエルンから解任されたばかりの、ユリアン・ナーゲルスマン氏の名前を指摘した。
記事によればトッテナムのダニエル・レヴィ会長もナーゲルスマン監督との話し合いの場を持ちたいと考えており、実際に2021年春にジョゼ・モウリーニョ監督の後任候補としても浮上していた35歳は、その時にはバイエルン移籍を決断した経緯がある。一方でトッテナムはメイソン氏を暫定監督として、それから-ヌーノ・エスピリト・サントが就任。2021年11月からはアントニオ・コンテ監督が後を継いでいた。
ただナーゲルスマン監督自身が果たしていつから、監督業を再開する判断を下すかは、今後届くであろうオファーの動向次第ということになるだろう。そしてスパーズの後任監督人事はまだ初期段階ではあるものの、それでもブックメイカーは現在のところではナーゲルスマン監督を次期監督として就任を有力視。いずれにしてもルイス・エンリケ氏、マウリシオ・ポチェッティーノ氏、ロベルト・デ・ゼルビ氏らいずれの候補者にとっても、来季のCL出場権獲得が魅力的なツールとなることは明らか。
現在トッテナムはその圏内となる4位にとどまってはいるものの、わずか勝ち点2差でニューカッスルが追随。さらに息を吹き返してきたリヴァプールも6位につけており、いずれの2クラブともまだトッテナムより2試合少ない状況にある。そこでのラストスパートを期しての監督人事となったのだが、バイエルンとしてはナーゲルスマン監督が早期に監督業へと復帰してもらったほうが、まだ2026年まで残されている年俸およそ1000万ユーロの支払い義務から解放されることに。ちなみに今回400万ユーロでのこり3ヶ月の和解金で手を打ったコンテ監督の年俸は、およそ1700万ユーロをいわれているところだ。