2023/04/02

トゥヘル監督「ヴァツケ氏とは和解済み」「へーネス会長と会う事は重要だった」

©︎IMAGO/ActionPictures

 首位ボルシア・ドルトムントとの頂上決戦に向けて、先日にナーゲルスマン監督からあとを受けたばかりのトーマス・トゥヘル監督は、わずか2度の全体練習のみで古巣との直接対決に臨まなくてはならない。「しょうみ1回というかんじだろうか。これまではタフな7日間だったよね」とその心境を明かした指揮官は、「最初は2人、それから3人のチームとなり、もうすぐコーチ陣は4人になる。話し合い、印象やフィードバック、組織的なところや練習計画と準備まで、夕方にはもうへとへとさ」とコメント。「ただそういうことが人生をより豊かに、よりハッピーにしてくれると思うんだ」と言葉を続けた。

トゥヘル監督「例えばミュラーはトップ下」

 むしろ今回の時間は「互いを感じ合い、感じ取る」ために時間を費やしたようで、「お互いにアイデアを出し合ったんだ。できるだけ多くのことを伝えていこうとしていた」という。特にトゥヘル監督は今季当初はチェルシーという立場からバイエルンを観察しており、「CLにも出場していたからね。どの選手がどこを好むかという発想はあった。たとえばミュラーはPAにある匂いを嗅ぎ分けられるトップ下の方がいいとか」と説明。

トゥヘル監督「物事を明確に伝えるタイプ」

  そして「私は物事をどうしたいか、明確に伝えるタイプの監督だよ」と情熱的かつ気難しい性格という印象に対する質問に、「私は非常に一面的な方法でしか表現しないタイプだと思うが」と付け加えたが、特にこれを強く反論するようなこともなかった。「私は1人のファンとして、とても感情的にも入ってくるし、サッカーを愛しているから決して冷めるようなこともない。ただ年齢的なものかはわからないが、確実に落ち着きはでてきたところはあるとは思うが、ただ試合をみていて引き込まれたりもする。もうそのときは何歳かなんて関係はないさ」と、コンテ監督との衝突についても引き合いに出しつつ、サッカービジネスでは「気難しい人間も確かに存在するものだ」と結んでいる。

ヴァツケ氏と和解。へーネス氏に「大切な」挨拶

 ちなみに退団時には不和が報じられたハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOとは「」和解したし、それは気持ち的にももう済んだこと」と述べ、ただ個人的な会合は「話はあったのだけどいろいろ忙しくタイミングがあわなかった。そして今回はこんなことになっているしね」とのこと。また今回の契約の前に「ウリ・へーネス会長と話し合いをすることは、私にとっては大きな関心事だったんだ」との考えを示しており、「今週は彼とすこしだけ話をする機会があったんだ。それは何よりよかった。私にとって非常に重要なことで、なぜなら私は彼に対して、このクラブを大切にするためにベストを尽くすことを伝えたかったから。彼にとってもそれを私から直接聞くことは大切なことだと思うからね」と語った。
 

バイエルン・ミュンヘン バイエルン・ミュンヘンの最新ニュース