2023/04/08

マンチェスターC:ハーランドの復調をグアルディオラ監督が認める

©︎Getty Images

 先日の代表戦期間ではノルウェー代表への参加を見合わせ、さらにリヴァプールFCとの快勝劇でも姿をみせていなかったエルリング・ハーランドだが、マンチェスター・シティでは来週火曜に行われるチャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦において、22歳の快速ストライカーを戦列へと復帰させる目処がついたことが明らかとなった。これはサウサンプトン戦に向けた記者会見の席にてグアルディオラ監督が明かしたものであり、鼠蹊部に問題を抱えていたものの「この2日間については本当にいいトレーニングを行えた」とコメント。「彼は準備万端だ」と述べている。

 これは逆にいえばバイエルンにとってはあまり喜ばしくはない知らせだ。これまでハーランドは昨夏にドルトムントから加入して以降、マンチェスター・シティにて総得点42を記録しており、チャンピオンズリーグだけで二桁となる10得点をマーク。ブンデス時代でも経験したゴール前での驚異的なパワーは、その前に対戦したライプツィヒも改めて思い出さされる結果となっており、7−0での大勝劇のなかで5得点を記録。バイエルン守備陣はその対策に追われることになる。なお盲腸を手術したフィル・フォーデンについては、特に情報は明かされなかった。

トゥヘル監督「時に内容と結果が見合わないこともある」

 その一方でバイエルンのトゥヘル監督は、先日に痛恨の敗退を喫したドイツ杯準々決勝の相手フライブルクとの、リーグ戦での再戦を前に「ここでリアクションをみせなくては」と強調。「試合を支配し勝利をおさめるため、我々がみせたパフォーマンスや意思、意欲といったものは十分だったとは思う。相手に隙はみせていなかったし、2本のロングシュートが辛い結果を招いてしまった。またここぞという時間帯で精度と決定力が欠けたという部分もあったかもしれない」と総括している。「時にサッカーは結果と内容が見合っていないこともあるが受け入れていかないと」

 首位奪還を果たしたリーグ戦、そしてCLマンC戦との重要な戦いも控える中、指揮官としては「負けた試合であまり皆さんは聞きたくないかもしれないが、あの試合にも良い点はあったのだ。事実は1つだけではない。それも結構あったし、それを示していきたい」と述べ、「でもラストパスなどの精度や自信が少し不足し、軽快さや創造性の欠如につながっているが、そういうことも前向きに臨むことで戻ってくるものだ」と意気込みをみせた。「以前を振り返るのではなく、きっと取り返すときはくるのだから」

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