2023/04/10
バイエルン:マンチェスターC戦でもシュポ=モティングが欠場

©︎IMAGO/Ulrich Wagner
月曜午後にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグが開催されるマンチェスターへと向かうバイエルン・ミュンヘン。しかしながらそこには、エリック=マキシム・シュポ=モティングが帯同しないことが明らかとなった。膝の問題のために週末のフライブルク戦で出場を見合わせていたカメルーン代表は、いまもなお練習参加を果たすことができておらず、さらにその後の週末に控えるホッフェンハイムとのリーグ戦も出場の可否は不透明のままとなっている。
またそのフライブルク戦ではキングスレイ・コマンも、こちらはちょっとした問題のために出場を見合わせていたのだが、ただこちらについては個別調整をこなしており、おそらくイングランド行きの16時45分のフライトには同乗していることだろう。ちなみにバイエルンからは朗報も伝えられており、W杯参加中に右膝の十字靭帯を断裂していたリュカ・エルナンデスが、負傷以来初めてボールを使った練習を行ったことを発表した。
ハーランド止めが期待されるマタイス・デ・リフト
エルナンデス今季絶望という不運の中で特にバイエルンのキーマンとなる存在こそ、昨夏に加入し徐々に守備面でリーダーシップを発揮してきたマタイス・デ・リフトだろう。ハーランド止めという過酷な任務が託されているオランダ代表は「彼は世界最高のストライカーの人で状態もとてもいい。うまく守備陣をまとめていかないと」とコメント。アラバがレアルに移籍して以降より指摘されたこの部分での役割を果たし、そしてマンC撃破に繋がることをクラブ首脳陣は願っている。
サリハミジッチ氏「ペップとの再会は楽しみ」
ハーランドに対して同様の評価をみせたサリハミジッチ競技部門取締役は、チーム力で対抗する上で今回の試合に臨むにあたって「勇気」という言葉を何度も用いており、「相手の力も評価しているし、自分たちがもつ力についても同じだ」とコメント。「エネルギッシュなプレスが待ち構えている。明日は本当にいい戦いをみせないといけない」と述べつつ、「ペップとの再会を楽しみにしているよ」とも語った。
トゥヘル監督「チーム一丸となるほかない」
トゥヘル監督は「もちろんハーランドのこれまでの数字」や「運動量と得点への意欲」へ大きな賛辞を述べつつ、「これまで長年作ってきたマンCのフォーマットに真のCFが加わった。彼1人の力ではなく周囲から強力なサポートを得られている」といい、「阿吽の呼吸で非常にプレースピードが早く、ハーランドはより多くの得点機を得てそこで貪欲さや決断力、決定力の高さをみせているんだ」と警戒。あくまで「我々としては勤勉さ、意欲、戦術的、技術的部分、対人戦などチーム一丸となって取り組むしか解決できない。」と意気込みをみせている。
グアルディオラ監督「ジョーダンも7年を費やした」
一方でバイエルンでは監督交代直後であることや、逆にCLでは得失点31:3と絶好調について質問が及んでも、グアルディオラ監督は特別な反応はみせず、改めて「バイエルン時代で私や家族が経験したこと、それに1秒たりとも後悔したことはない。全ての意味でいい経験だった」と感謝。そして現在シティでは通算7度目となるCL制覇に臨んでいるところだが、プレミアではタイトルを積み上げるもCLでの難しさについて、NBAで通算6度の優勝を誇るマイケル・ジョーダンに準えながら、「彼だって初優勝するまでに7年を費やしたんだよ」と説いた。