2023/04/27

ミス連発、ノイアー回復:ゾマー先発継続も、バイエルンをわずか半年で退団か

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 最近のミスが目立つ中でも、バイエルン・ミュンヘンでは引き続き、ヤン・ゾマーが先発GKとして出場する見通し。ただし、マヌエル・ノイアーが回復していることから、半年でバイエルンを去る可能性が日増しに高まりをみせている。

 トーマス・トゥヘル監督は先日、ノイアーが「完全復活」に向けて自信を持って取り組んでいることを明かし。ノイアーは昨年12月にスキー旅行中に脛骨と腓骨を骨折し、回復に向けてポジティブに取り組んでいるところであり、現在はテーゲルン湖畔でロードバイクやマウンテンバイクに乗ってトレーニング。いまや療養中の姿ではなく、1つのアスリートとしての姿勢を見せているところだ。

 そもそも、ノイアーが戻ってきた場合、バイエルンでの彼の位置はまだ残っているのだろうか?おそらく、今はあまりその不安に駆られていないはずだ。ヤン・ゾマーが今冬、ボルシア・メンヒェングラードバッハから加入したものの、ホッフェンハイム戦やマインツ戦などでミスを犯し、バイエルンは遂に首位陥落を喫する事態にまで発展。そのため現在は厳しい批判を受けており、バイエルン首脳陣からも特に擁護するような発言は聞かれなかった。

スイス代表GKについてはしばしば身長が低いことが指摘されているものの、そもそもバイエルン加入以降の彼のパフォーマンスは平均採点3.46を下回ったことは、14試合中わずか1試合に過ぎず、パフォーマンス自体に問題を抱えている状況。そのため、スウェン・ウルライヒの再投入の声も挙がるのも致し方ないことだ。しかし、手に入る情報によると、バイエルンは引き続きゾマーを先発に起用する考えのようではあるが。

  しかしながらわずか半年前には加入に大きな喜びを見せていたゾマーが、契約を2025年まで残してはいるもののそれでも、夏に新天地へ向かう決断を下しても驚くことではない、ノイアーが来季に復帰した場合には先発の座は明け渡すと見られており、そのため2024年夏のユーロ出場を意識するゾマーとしてはドルトムントで守護神として活躍するグレゴール・コーベルらの突き上げを感じながら、ベンチにただ座る日々だけはどうしても避けたいと考えるはずだ。

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