2023/05/17
バイエルン:ハイナー会長、ミュラーに関する発言を釈明「あくまで監督が決めること」

©︎IMAGO/kolbert-press
果たして土曜日に行われるRBライプツィヒ戦においても、バイエルン・ミュンヘンの先発メンバーの中に、再びトーマス・ミュラーの名前が含まれることになるかはわからない。ただ少なくともヘリベルト・ハイナー会長は前節のシャルケ戦後に、この日先制点をあげるなど大いに活躍をみせたベテランについて「1−0がまさに皮切りとなった。トーマスがいかに不可欠な存在であるかわかることだろう」とコメント。これがここのところジョーカー起用されていた同選手の先発起用を希望する発言ともとられる結果となり、このことへの質問を受けたトゥヘル監督は「会長からそう言うなら、監督としても異論は出さないよ」と冗談混じりで返答していた。
ただハイナー会長は地元紙ミュンヘナー・メルクールやtz紙に対して、「私はトーマス・トゥヘル監督の仕事に干渉するようなことは決してしない」と強調。「選手起用を判断するのは監督以外にありえないことだ。私が言いたかったことは、トーマス・ミュラーという存在は、単なるサッカー選手にとどまるものではなく、バイエルンでその全キャリアを蓄積してきた、ここのミア・ザン・ミア精神を体現する選手であり、そしてピッチ上では見事にチームを牽引しているということだよ」と説明。来夏までとなっている契約の行方とともに起用法に注目が高まる中で、ハイナー会長は同選手の残留にも特に心配を抱いているわけではないことも明かしている。
また今週末では2位ボルシア・ドルトムントとの勝ち点差1という状況で迎える、強豪ライプツィヒとの重要な一戦を前にしても、ハイナー会長は自信を覗かせており、「前節のシャルケ戦では勢いがみられていた。それこそが今回のライプツィヒ戦で求められていること」と述べ、「監督がもたらしてくれるものを、チームは少しずつ実践にうつしていけるようになっているし、毎週毎週改善が見受けられることが、同時に自信へとつながっているんだ」と言葉を続けている。