2023/05/24

バイエルン:カーン代表解任なら、既に退任発表のドレーセン氏が後任?

©︎IMAGO/kolbert-press

 3年前にはウリ・へーネス会長が、そして2年前にはカール=ハインツ・ルメニゲ代表取締役がクラブを後にし、そして長年バイエルン・ミュンヘンの財務を担当していたヤン=クリスチャン・ドレーセン氏も、契約満了となるこの夏をもって退団する意向を明らかにしていたのだが、しかしながら地元紙tzやアーベントツァイトゥングなどによれば、もしも5月30日に延期された相談役会でオリヴァー・カーン代表が解任となった場合、その後任候補としてドレーセン氏の名前が浮上しているという。ただし同氏については現在アクセル・ヘルマン氏とオリヴァー・レキ氏が暫定的に務める、ドイツサッカーリーグ機構の代表就任の可能性も報じられているところだ。ただ今はあくまでシーズン最終節に集中しているところ。ちなみに財務担当の後継にはミヒャエル・ディーデリッヒ氏の就任がすでに発表済み。4月1日から引き継ぎは開始されている。

エルナンデスが半年ぶりのチーム練習復帰

 その一方でバイエルンからいくつか朗報も届いている。右十字靭帯断裂から回復をめざすリュカ・エルナンデスが、半年ぶりに火曜午前からチーム練習復帰を果たした。27歳のフランス代表は昨冬のワールドカップGL初戦で重傷をおっており、「待ちきれない想い」でトゥヘル監督はカムバックを期待しているところ。「いかに日々プロフェッショナルにとりくんでいるか。その姿にとても感銘を受けているよ。期待することとはいえ、それ以上のものがあり、常に笑顔で前向きなんだ。彼が部屋にいるとそのキャラクターが周囲にも伝わる様子がみてとれる。まさにリーダー的存在であり、復帰が待ち遠しいね」 まさにそれこそが今のバイエルンに求められていることであり、そしてメンタリティのみならずディフェンス面での改善も大きなテーマだ。

バイエルン、クラブ史上最多タイのPK献上

 実は今季のバイエルンはクラブ史上最多タイ記録となる、8つのPKを決められており、唯一マインツ戦でヨナタン・ブルカルトのPKだけを止めることができた。そしてこの8つという数字は最近3年間分すべてを合わせたものと同じ数字ということからも、いかに異常なまでの数字かがみてとれることだろう。とりわけ先日のライプツィヒ戦でのPKは、バイエルンのセットプレーから生まれたというオマケつきだ。ちなみに最もPKを献上しているのはベンジャマン・パヴァールで、ブンデストップの3つ。しかしウパメカノ、デ・リフト、マズラウイ、そしてニャブリもこれまでPKを献上してきた。
 

バイエルン・ミュンヘン バイエルン・ミュンヘンの最新ニュース