2023/05/26
トゥヘル監督、逆転優勝へ古巣マインツのアシスト期待?「4週間前にプレゼントは渡した」

©︎IMAGO/Moritz Müller
11年ぶりとなる無冠のシーズンを迎える可能性がある、バイエルン・ミュンヘン。もしも最終的にブンデスリーガで2位でフィニッシュすることになれば、そこでバイエルンは2つの不名誉な記録を樹立することになる。まず1つめは、得失点差で53を稼ぎながらも優勝をはたせなかったのは、最後に優勝できなかった2011/12シーズンの55以来であり、最終節ケルン戦での結果次第で更新する可能性がある(ちなみに当時も優勝したドルトムントの得失点差は55。そして今回は現在39となっている)。しかも現在の90得点というのは1973/74シーズンにグラードバッハが記録した得点数と同じで、こちらも記録を更新する可能性があるのだ。
そんなシーズン最終決戦を前にトーマス・トゥヘル監督は、自力優勝の可能性を失い迎えることについて、淡々と「こういう事態に陥るまでに頻繁にミスをしていたから。ライプツィヒ戦は自分たちに非があったし、これは自分たちの責任なんだ。もちろん最後まで力を尽くすことが我々の責務であり、やり遂げられるよう努めていく。ただそれでも決して満足できるようなシーズンにはならないがね。それでも我々としてはバイエルンのためにプレーし、バイエルンのために取り組み、最後の笛の音が聞こえるまで全てを捧げるのだ」と言葉を続けている。「自分たちのプレーには満足できなくともね。もっと支配的にもっと早く、ミスを減らして流れを良くしてコンビネーション、得点チャンスを作り出していくことが課題だ」
トゥヘル監督、古巣マインツに「4週間前にプレゼントは贈った」
なお少なくとも今回のケルン戦では、 膝の問題を克服したエリック=マキシム・シュポ=モティングが再びオプションに。かつてはともに戦った地マインツが、今回のブンデスリーガの優勝の鍵を握る存在であることについて問われたトゥヘル監督は、笑顔で「もう先方には4週間前にプレゼントをとどけている」とコメント。その試合でバイエルンは1−3と敗戦を喫し、”大金星”という贈り物を届けたが、果たしてそのお返しはドルトムントから伝えられるだろうか?
ケルンの先発予想:Schwäbe – Schmitz, Hübers, Chabot, Hector – Martel, Skhiri – Ljubicic, Kainz, Maina – Selke
バイエルンの先発予想:Sommer – Mazraoui, Pavard, de Ligt, Joao Cancelo – Kimmich, Goretzka – Coman, Musiala, Gnabry – T. Müller
主審:スウェン・ヤブロンスキ(今季kicker採点2.32、バイエルン1勝1分、ケルン1勝1敗)