2023/05/28

バイエルン:カーンCEOとサリハミジッチ氏の退任発表。後任はドレーセンCFO

©︎IMAGO/MIS

 ブンデスリーガ11連覇を達成し、その歓喜に沸いてから間も無くして、既報通りバイエルン・ミュンヘンは、オリヴァー・カーンCEOとハサン・サリハミジッチ競技部門取締役の解任を発表した。さらにバイエルンの相談役会はカーン氏の後任として、CFO兼副CEOを務めていたヤン=クリスチャン・ドレーセン氏を指名。一方でまだサリハミジッチ氏の後任については未定だという。

 ドレーセン氏はこれまで10年に渡りFCバイエルン・ミュンヘンAGの取締役を務め、本来ならばこの夏をもって退団し、その行き先としてドイツサッカーリーグ機構の代表取締役就任の可能性も指摘されているところだった。しかしながらヘリベルト・ハイナー会長は声明の中で、「ヤン=クリスチャン・ドレーセン氏は過去10年に渡り、FCバイエルン・ミュンヘンのために卓越した仕事ぶりを見せてくれた。彼はバイエルンとともに生き、クラブのことを熟知した、何が大切であるかをよく理解している人物。特に慣れへの時間も必要なく、即座に仕事に打ち込むことができるし、それこそが今のバイエルンにとって必要なことだと思う」と語った。

 なおカーン氏にとっては2021年7月1日から務めてきた職務を解かれるということに。この日のケルン戦では体調不良を理由に不在となっていたが、優勝の際にはツイッターにて「アンビリバボー!大きな賛辞をおくりたい!おめでとう!みんな!常に口にしてきたことだ!君たちは決して最後まで諦めずに全力を尽くす。この偉業をとても誇らしく思う。一緒に祝いたかったが、クラブから止められたのでね。来シーズンが楽しみだよ。12連覇だけでなく!皆で祝おうではないか!」と投稿。

 ハイナー会長は解任の理由について、「決してこれは容易な判断ではない。しかし全体的な発展を考慮して、相談役会では新たなトップを据えるという判断に至った。カーン氏のこれまでの尽力、考え、そして共に達成した全てのことに感謝している。彼はこれからもバイエルンにとって偉大な人物であり続ける」と述べている。
 

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