2023/05/30
バイエルン:パヴァールが退団意思表明か。バルサ、レアル、マンU等から関心

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先日のミュンヘン市庁舎のバルコニーにおけるブンデスリーガ優勝報告は、ベンジャマン・パヴァールにとってバイエルンの選手として、最後の姿ということになるのかもしれない。来シーズンいっぱいまで残す契約について、クラブ側は更新を目指しているものの『SportBild』や『Sport1』が報じたところによれば、27歳のフランス代表DFは既にその意思がないことを伝えたという。
すでに今冬にも移籍の可能性を示唆していた同選手はドイツ国外への移籍に興味があるようで、すでに冬季にインテルがオファーを提示。バルサに加えてキッカーが得た情報では、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドからの問い合わせもあったようだ。そのため2019年夏にシュトゥットガルトから移籍金3500万ユーロで獲得し、これまで欧州三冠をはじめとするタイトル獲得を共に祝ってきたバイエルンとしては、今は移籍金を得る状況になったということになる。
最終節で見られた3選手の置かれた立場
それでは来季に向けたそのほかのビッグネームの動向はどうか。それは先日の最終戦である程度垣間見えたところもあるだろう。例えば昨夏の目玉として加入したサディオ・マネについては、2試合は終盤からの起用となり、この試合では90分間試合を見守る結果に。得点が必要な状況だったにもかかわらず、むしろムシアラやテルを起用したあたりからも、もはやトゥヘル監督の構想には含まれていないのかもしれいない。
ただ同じ状況下で逆に交代を告げられていた、レオン・ゴレツカについてはどうか?ケルン戦では71分に投入されるも58分には交代。代わりに投入されたより攻撃的なムシアラが優勝弾を決め、またその後にトゥヘル監督からの謝罪もあったとはいえ、ここ3試合中2試合でグラフェンベルフに先発の座を譲っていたこともあり、28歳のドイツ代表は2026年まで契約を残すバイエルンで今も自分が必要とされていると確信をもっているようだが、それでも心中穏やかではないだろう。
またマヌエル・ノイアーの復調に伴い半年での退団も囁かれるヤン・ゾマーについては、最終的にブンデス優勝は果たしたとはいえ求められたほどの安定感はもたらせず、来夏のユーロ参加も睨み移籍候補の1人となる可能性は否めない。スイス代表GKには海外からの関心も寄せられており、特にアレクサンダー・ニューベルが退団するASモナコ、さらにFCビジャレアル、FCバレンシア、レスター・シティもGKを探しているところだ。