2023/05/31
バイエルン、カール=ハインツ・ルメニゲ氏の相談役会復帰を発表

©︎IMAGO/Lackovic
既報通りバイエルン・ミュンヘンの相談役会は、カール=ハインツ・ルメニゲ氏の相談役会復帰を決定。これにより週末にオリヴァー・カーン氏の後を受け継ぎ就任した、ヤン=クリスチャン・ドレーセンCEOを競技面の分野で支えていくことが明らかとなった。ヘルベルト・ハイナー会長は「招聘できたことを嬉しく思う。彼はこのクラブの歴史において最も偉大な人物の1人であり、そしてその功績は誰もが知るところだ」とコメント。「その経験、専門知識、国際的なネットワークは、バイエルンが今後成功し続けていくために大いに役立つことだろう」と期待感を示している。
1974年から1984年にかけて選手としてバイエルン・ミュンヘンに在籍し数々のタイトルを獲得した67歳は、1991年から2002年まではバイエルンの副会長を務めており、その後はCEOとしてウリ・へーネス会長とともにCEOとしてクラブを牽引。その後オリヴァー・カーン氏にその道を譲っていたルメニゲ氏だが、2年後での復帰を前に「相談役会が期待をかけてくださったことに感謝するとともに、今後このメンバーでバイエルンを支えていくことへの期待感も抱いている。私は幸いにもこのクラブで数多くの成功を手にする幸運と名誉を与えてもらったので、今回の相談役会からの要請に喜んで応じる考えだ」と語った。
ネッペ氏やマッテス氏らもバイエルン退任?
なおバイエルンではカーン氏やサリハミジッチ氏に続き、さらにチーフスタッフのモリッツ・マッテス氏と、マルコ・ネッペTDもクラブを後にする可能性がある。カーン氏のコンサル役を務めていた前者については、スタッフの間で幾度となく首を傾げるような事態がみられており、またサリハミジッチ氏の側近としてチームプラニングに関わっていた後者についても、成績不振も相まって同じくその仕事に疑問が持たれていたことは想像に難くない。実際ドレーセン氏就任会見の不在となっており、同CEOはこれからじっくり時間をかけて判断したい模様。また今冬の騒動となったタパロヴィッチGKコーチや、その後のナーゲルスマン監督も含めれば、六人もの首脳陣がこの半年で入れ替わる可能性があるということだ。
バイエルン、人件費は前年度から微減も、代理人への支払いは増加
ブンデスリーガは2021/22シーズンの人件費について発表。バイエルンは最高額で3億4860万ユーロとなり、前年度より微減(3億7340万ユーロ)。ついでドルトムント(2億3120万ユーロ)、ライプツィヒ(1億6450万ユーロ)となっており、代理人への支払いはバイエルン(3540万ユーロ)、ライプツィヒ(3120万ユーロ)、ドルトムント(2450万ユーロ)の順となっている。ちなみに前年度のバイエルンは2580万ユーロだったため、ここではむしろ増加となった。歴代最高額は2019/20シーズンにドルトムントが記録した3860万ユーロ。