レオン・ゴレツカ「僕はバイエルンからの移籍を考えていないけど・・・」

©︎IMAGO/Sven Simon

　セルゲ・ニャブリとジョシュア・キミヒは、１時間半のトレーニングセッションののち、本拠地アリアンツ・アレナのピッチにてファンとのチャレンジを行っていた一方、レオン・ゴレツカについては日曜夕方すでにシャワーを浴び、着替えて帰途へとついていた。ゴレツカがこの夏の移籍候補として名前があがってる理由、それは昨季終盤戦における出場機会に少なさと、トゥヘル監督がより期待しているところがあると語っていたこと、そして原則的にチームには売却不可能な選手はいないとの見方を示したことにある。

　このことについて問われたゴレツカは、「魔都をいた発言だと僕は思うけど」とコメント。「僕たちみんなが、この世界では物事が一変してしまうことは重々承知しているし、今のような移籍市場では、実際にもうクレイジーなことが起こっていると思うからね」と言葉を続けた。「だからただ僕にいえること、それはこのクラブを愛しているし、この街を愛しているし、そしてファンのことを愛しているということ。それだけ。僕自身はクラブを後にすることは考えていない」

　そしてゴレツカ自身はトゥヘル監督が指摘したもう１つのポイント、特にシーズン後半戦でみせた低調なパフォーマンスについて自己批判しており、また新たに好パフォーマンスをみせていかなくてはならない立場であることも自覚している。「クラブのために全力を尽くし、そして成功をおさめるためにベストを出したい。昨季は長期間好調にあるようにもみえたけど、最後の３分の１で２つのタイトルを失ってしまった」というゴレツカは、「もちろんこの流れから抜け出したいし、そのため僕たちはハードに取り組んでいる。僕は前向きに考えているよ」と語っている。

　なお日曜日のアリアンツ・アレナでのプレゼンテーションでは、のべ４万５０００人のファンがつめかけ、１６時杉にジャマル・ムシアラやキム・ミンジェらが登場すると大きな拍手と歓声が湧き上がった。そして復帰途中のトーマス・ミュラーやマヌエル・ノイアーに対してはより一層大きな声援が送られており、ノイアーは「とても前向きな気分だ。新シーズンを楽しみにしているし、早期復帰を目指してがんばるよ」と意気込みを見せている。さらにエリック・マキシム・シュポ＝モティングとテストマッチで膝を痛めたキングスレイ・コマン（筋肉系の問題）も不参加。マタイス・デ・リフトは特に問題なくチーム練習に部分的参加したが、その後はキムとティルマン（大腿の負傷）とともに個別調整を行なった。