2023/08/02
サディオ・マネがアル・ナスル移籍、クリスチアーノ・ロナウドらと共演

©︎IMAGO/Sven Simon
本来ならば水曜日にサディオ・マネは、2022年夏まで在籍した古巣リヴァプールと、シンガポールの地でバイエルン・ミュンヘンの一員として戦うはずだった。しかしながらわずか1年足らずで構想外となり、その流れにはリヴァプールのユルゲン・クロップ監督も心を痛めているところ。前日の記者会見の席にてドイツ人指揮官は、「正直言って何が悪かったのか見当もつかない。(1年前は)本当に彼は調子が良く、ワールドクラスの選手であったことは、他の方々も同意してくれることだろう。ただ新しい環境、状況、期待・・・。それはわからないね」と語っている。
「サディオとはそのことについては話していない。コンタクトはあったが、そういうことのためではなかった。でも自分のポテンシャルを発揮できるようにするには、物事がすべてうまくいかなくてはなかなかできないものだし、そこには多少なりとも運も絡んでくるものだよ。ワールドカップ直前の負傷は最悪のタイミングだったと思う。非常に誇り高い男で、母国をワールドカップで牽引できなかったことは余りに辛いものだったはずだ」
それから数時間ほど時が経ち、サウジアラビア1部アル・ナスルは、セネガル代表FWの獲得を発表した。これによりクリスチアーノ・ロナウドと共闘することになる31歳のウィンガーは、新天地とは2027年までの5年契約を締結。バイエルンには1年前にリヴァプールに支払った金額(3200万ユーロ)の大半をカバー(3000万ユーロ)できるだけの金額、そして高額のサラリー分の空きがもたらされた。
バイエルンのドレーセンCEOは、「サディオ・マネに感謝の気持ちを伝えたい。彼はセネガル代表としてアフリカカップ優勝、ワールドカップ出場権獲得に大きく貢献したものの、ワールドカップ直前に負傷し長期離脱を余儀なくされてしまった。その結果バイエルンで期待されていたようなパフォーマンスをなかなか発揮することができず、そこで我々はこれから新たなチャプターをスタートするべく、他クラブでの再出発という決断にいたったのだ」と説明している。
移籍初年度ではリーグ戦25試合に出場して7得点、6アシスト、キッカー採点平均3.38をマークしていた同選手は、クラブ内ではリロイ・サネに対する暴行事件から、直近では欠場が続いていた。しかしもはや過去のこと。互いにわだかまりはもう捨て、「クラブとファンには今後の多幸を願っている」との言葉を残したサディオ・マネは、これからは中東の地でクリスティアーノ・ロナウドはじめ、今夏加入した他の有名選手たち(アレックス・テレス(マンチェスター・ユナイテッド)、マルセロ・ブロゾビッチ(インテル・ミラノ)、セコ・フォファナ(RCレンズ))とアル・ナスルで共演する。
Sadio Mané wechselt vom FC Bayern zu Al Nassr.
Merci und viel Erfolg für deine Zukunft, Sadio!
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— FC Bayern München (@FCBayern) August 1, 2023