2023/08/02
ノイアー?ウルライヒ?ゾマー?Mr.X?開幕時のバイエルン先発GKは?

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確かに昨年12月に負った下肢の重傷から、主将マヌエル・ノイアーが長年務めてきた先発GK返り咲きを視野に入れていることは、明らかなことだ。この夏のアジアツアーに帯同することなく、ミュンヘンに残り懸命に回復に努めている37歳だが、ただそれでも8月12日に控えるDFBスーパーカップはおろか、8月18日のブンデスリーガ開幕戦も時期尚早だろう。それまでは代わりの選手が起用される必要があり、これまではヤン・ゾマーがそれを務めてきたがインテル・ミラノへの移籍が指摘されているところ。おそらくアジアツアー帰国後にはクラブ間合意し、スーパーカップ前に退団する可能性も十分にある。そもそもトゥヘル監督はそこまで、ゾマーに対して納得していたわけではない。
となると、残されるのは長年ノイアーのバックアップを務めてきた、35歳スウェン・ウルライヒだ。今回アジアツアーでは休養をとっているが、ただいざという時にはまた頼れる存在となってくれるだろう。別の言い方をするならば、長期的にその役割を果たせるかどうかは、かつてシュトゥットガルトの守護神を担った同選手は過去にもみせてはきているが、それでもノイアー/ウルライヒという”リスキー”な体制でシーズンに臨むようなことはないだろう。新しいゴールキーパーを、できるならば安価にレンタルという形で手にできれば理想的だ。ただ首脳陣がどれほどまで対応できているのか。理想をいえば前哨戦となる8月7日のASモナコ戦に出場できるにこしたことはないだろう。実際ゾマーも今冬にはわずか1回の練習で、バイエルンのゴールの前に立った。果たしてバイエルンの開幕でゴールを守っている選手は、いったい誰だろうか?