2023/08/05

バイエルン、ハリー・ケイン獲得へ最後のオファーか。今週末にも決着の可能性

©︎IMAGO/Propaganda Photo

 金曜に英紙テレグラフが報じたようにバイエルン・ミュンヘンは、ハリー・ケイン争奪戦において早急な決断を迫っているところ。実際に土曜日にちょうど日付が変わる深夜がデッドラインとして設定されていたとも言われており、果たしてトッテナム・ホットスパーのダニエル・レヴィ会長がどのような判断を下すか注目されるところ。契約を来夏まで残す以上は残された選択肢は3つしかなく、契約延長を締結するか、売却に応じるか、それとも来夏無償放出覚悟で契約最終年度に突入するか。

 最後のシナリオを選択する余裕はおそらく無いとみられ、あとはオファーされた金額に納得ができるかどうか。テレグラフによれば1億1700万ユーロを求めるレヴィ会長は「慎重ながら自信」をみせているが、ただバイエルンじゃ今回1億ユーロと出来高ボーナスというオファーをファイナルアンサーとして突きつけた模様。特にこれまでレヴィ氏は交渉を引き延ばして有利な条件を引き出そうという傾向があり、バイエルンとしてはシーズンが開始された移籍期間ギリギリでの成立という状況はどうしても回避したいのだ。

1年前のバイエルンの失敗

 そのため仮にここで合意とならなければ、この夏の移籍市場の間に別のオプションにも目を向けなくてはならないだろう。1年前にロベルト・レヴァンドフスキが抜けた穴を、複数のメンバーで穴埋めしようと考えたクラブ首脳陣は全てクラブを後にした。1年後に現在の意思決定者たちはそれを完全は判断ミスとして、新シーズンに向けた最優先課題にトップレベルのセンターフォワード獲得を掲げているところであり、キッカーではすでに昨夏の時点からケインに注目していたことは既にお伝えしていた。

 だからこそバイエルンはクラブ史上最高額となる金額を、レヴィ会長が求める金額にできるだけ近づける形で、30歳を迎えたイングランド代表ストライカーに提示する覚悟を決めたのである。その結果がどうなるか。もしかするとそれは今週末にも決着をみるかもしれない。

エリイ・ワヒにトッテナムも関心

 そんな中でフランス1部モンペリエのローラン・ニコラン会長は、アイントラハト・フランクフルトとトッテナム・ホットスパーんも、20歳のCFエリイ・ワヒに関心を示してることを、フランスのRMCスポーツに認める発言を行った。なおこれまで具体的なオファーはまだチェルシーFCからのみ提示されているようで、こちらについてはすでに断りが入れられているという。
 

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