ハリー・ケイン、バイエルンとトッテナムが移籍で合意か

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　これまでバイエルン・ミュンヘンではこの夏の最大の補強ターゲットであった、ハリー・ケイン獲得に向けてトッテナム・ホットスパーとのタフな移籍交渉を継続、これまで３度にわたるオファーにも首を縦に振らせることができなかったことから、プランＢとしてアイントラハト・フランクフルトのランダル・コロ・ムアニの名前も浮上していた。

　ただパリ・サンジェルマンからの関心も寄せられるフランス代表ＦＷについては、フランクフルト側は１億ユーロを求めているとされ即戦力として２４歳のアタッカーにこれを投じるかどうかの判断は難しい部分があったのだが、そんな中で英紙アスレティックはドイツの情報筋からの引用として、バイエルン・ミュンヘンとトッテナム・ホットスパーがハリー・ケインの移籍で合意したと報道。

　記事によれば昨日水曜の時点でスパーズ側は、１億ユーロを超えるとされるバイエルンのオファーの受け入れを決めたようで、あとはケイン自身の判断に委ねられることになる。ただすでに３０歳のイングランド代表ＦＷはバイエルン移籍に前向きであったといわれており、そのためバイエルンでは今週末からいよいよ最初の公式戦を迎えるＤＦＢスーパーカップまでの決定を期待している模様。
　
　１年前にロベルト・レヴァンドフスキがＦＣバルセロナに移籍して以来、改めてその不在の大きさを痛感させられることになったバイエルンは、この夏はセンターフォワードの補強を最優先事項として掲げており、タフな交渉人として有名なレヴィ会長との粘り強い話し合いの末に、クラブ史上最高額となる初の１億ユーロ超える金額で遂にケインを迎え入れることになりそうだ。

　一方でケイン自身にとっては、２００４年から在籍してきた、レンタル移籍以外では一貫して所属してきた、イングランド代表、さらにはプレミア得点王３度に輝くなど、飛躍を遂げてきた愛着あるクラブを後にすることになり、ただ唯一クラブでの在籍期間で果たせなかったタイトル獲得の夢は、バイエルンでの移籍が実現するならばその展望は一気に広がりをみせることになる。

バイエルン、１８歳ＭＦパルカゼをオーストリア２部にレンタル

　なおバイエルンの１８歳、ルカ・パルカゼは今シーズンはオーストリア2部FCアドミラ・ヴァッカー・メードリングにレンタル移籍する。夏にディナモ・トビリシからFCバイエルンのアマチュアに移籍したＭＦは、そこで準備を終えており、ユース育成ディレクターのヨッヘン・ザウアー氏は、クラブのホームページで「アドミラ・ヴァッカーでは、彼が次のステップに進むための最高の条件があると確信している」と述べている。