2023/08/11
バイエルンがようやく、ハリー・ケイン獲得間近に

©︎IMAGO/PA Images
木曜日になり事態は大きく動き始めた。バイエルン・ミュンヘンがトッテナム・ホットスパーと、ハリー・ケインの獲得でクラブ間合意に達したと伝えられた後、突如として今度は30歳のイングランド代表がバイエルンへの移籍を一時再考したとの噂も浮上。それが真実か否かは定かではないとしても、ただあくまで決定的であることはすでに同選手がバイエルンに「イエス」の返答をして久しいということ。そしてキッカーが得た情報によればむしろケインは即座にバイエルンに加入したいと考えているようだ。そこでは1年前から空いて久しい、センターフォワードの穴埋めが期待されているところ。
タフな交渉人として知られるトッテナムのレヴィ会長との話し合いは、当初の見込み通りに長引き、そして難航をみせていくことになったのだが、しかしながら既報通りに1億ユーロ以上といわれる移籍金額で合意。とりわけ契約を来年まで残しフリーでの退団の恐れがあったことからも、いくらレヴィ会長をもってしてもクラブ内でそれを正当化させることは困難だったはずた。とりわけバイエルンは今年は特にハマってセンターフォワードの獲得を模索する意向だったこともあり、ベテランFWの獲得へブンデスリーガ初となる1億ユーロを超える金額をも準備したのである。
無論それと並行してプランBも模索しており、そこでは24歳と若いフランス代表FW、ランダル・コロ・ムアニが浮上していたものの、確かにブンデスリーガでの経験値から即戦力としての期待はこちらにももてたとはいえ、所属するフランクフルト側はCFへの需要が非常に高い中を見越し、1億ユーロを移籍金として求めていたとされていた。一方でバイエルンはレヴァンドフスキの後釜としてやはり最優先は世界トップクラスのFWの確保。つまりハリー・ケインにあり、間も無くして4・5年の長期契約を締結することになるだろう。しかし土曜のDFBスーパーカップ出場は時期尚早で、翌週金曜のブンデス開幕戦ブレーメン戦が初披露目となるはずだ。