ハリー・ケインがバイエルンへ。注目のなか１９時７分にミュンヘン到着

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　kickerが得た情報によるとハリー・ケインは、金曜日の午後に飛行機で、バイエルン州の首都ミュンヘンへと向かった。プライベートジェットは１９時７分に、1時間半弱のフライトを経てミュンヘン近郊のオーバープファッフェンホーフェン空港に着陸。これからバルマージゲ・ブリューダー病院でディカルチェックを受け、無事にクリアした暁には4年契約にサインし、晴れてバイエルンの一員となる見通し。

　ただ金曜午前にはイングランド代表ＦＷがロンドンから、ミュンヘンに向かう飛行機を巡り混乱が生じていた。セスナ機がロンドンのスタンステッド空港を離陸したのはドイツ時間で午後5時41分。イギリスメディアではスパーズは当初、再交渉を主張していたためにケインが飛行機に搭乗することを阻止したと報じられたものの、のちにその報道内容は訂正され、トッテナムは同選手の移籍のゴーサインは変わらなかったようだが、最終的には少し遅れる形でミュンヘンへと向かっていた。

　ちなみにこのフライトへの関心は非常に高く、プロバイダー『Flightradar 24』のデータによると、ライブトラッキングでこのフライトを追った人は69,000人近くにのぼり、これは金曜日に世界で最もフォローされた路線となった。着陸直前には、その数は大幅に増え、空港には何人かのファンも姿をみせている。

　もしも金曜日中に全てがうまくいくならば、ケインは土曜日に行われるＤＦＢスーパーカップ、ＲＢライプツィヒ戦からさっそくオプションとなる可能性さえも出てくるだろう。しかしながら会見の席ではトゥヘル監督は、ケインの出場の可能性について「多くのタラレバがつく」と述べるにとどまっている。

　ミュラー（股関節の問題）とシュポ＝モティング（膝）の両選手は、すでにチーム練習参加を果たしているとはいえ、「残念ながら3回だけ」であり、この夏の準備期間を棒に振ったことから今は、ブンデス開幕戦に間に合わせることを優先して今回は欠場するとの見方が強い。またこれまでトレーニングを続けてきた選手たちの重要性も説き、「私は非常にハッピーだ」と強調。

　「この数週間はいい状態で、トレーニングの質も高い。トレーニングの質も高いし、雰囲気も着実に良くなっている。そうでなければならないし、共に成長し、最初の一歩が踏み出されたんだ」と手応えをみせ、特にアルフォンソ・デイヴィースについて「身のこなし、ダイナミクス、プレーする喜びがまったく違う。それは私たちをとてもポジティブにしてくれるものだ」と挙げている。