2023/08/13

ハリー・ケインがバイエルン・デビューも、いきなり初タイトル獲得はならず

©︎IMAGO/Sven Simon

 今週のバイエルン・ミュンヘンにおける話題の中心といえば、やはりハリー・ケインの獲得以外にないだろう。土曜日にトッテナム・ホットスパーから移籍が発表されたイングランド代表の名前は、その日に行われたDFBスーパーカップの出場メンバーの中でも発表された。『Sat.1』のインタビューにて「予定よりも長引いてしまったし、それからメディカルチェックや契約書のサインもあったんだ。眠れたのは真夜中になってのことだよ」と明かしたトゥヘル監督は、改めて念願の獲得成功にむしろ「安堵感のほうが大きい」と吐露。

 そして本拠地に姿をみせた新戦力は、少し照れくさそうに手を叩きながら一回転。まずはベンチから試合を見守ると、ハーフタイム後からは大きな拍手の中ウォーミングアップを開始。そしてついに後半68分そのときが訪れる。スタジアムアナウンサーのステファン・レーマンがマイクを手に取り、満を持して「ハリーイイイ……」ただこの”魔法の瞬間”は、いつの間にかただの…、瞬間に変わっていた。その期待とは裏腹に加入まもないケインから当然チームに溶け込んだ感じは見受けられず、ただ確かに12年間無冠のケインがバイエルン初戦でいきなりタイトル獲得とは出来すぎた話だったのかもしれない。

 この試合でケインのタッチ数はわずか3回のみ。試合後トゥヘル監督は「申し訳なかった。たぶんうちが最近4週間練習していなかったんだろうと思ったんじゃないか」と思いやりながらも、スカイに対して「十分なチャンスを作ることができなかった」と改めて擁護。「酷いものだった。内容的にも最近の取り組みを踏まえ訳がわからないよ。」と語っている。「数えきれないほどのミスを再確認することになるだろう。」まずその質問に答えなくてはならないのが、日曜日に入団会見に臨まなくてはならないケインとなるのだが・・・。

 改めて最終的に無得点に終わったこの試合、先発起用されたマティス・テルは2度の絶好期を活かしきれず、トゥヘル監督が早くもケインの起用を確約したことも頷けてしまうような結果に。別の言い方をするならばそのあたりは逆に、ケインという”対策”が存在するといえるだろう。むしろこの試合では目についたのはあまりに安易に失点する様で、先制点は開始わずか2分のキミヒのロストから。2失点目はオルモが見事だったとはいえ、それでもデ・リフトとライマーは棒立ちで、最終的には気持ちはマンUにあったかのようなパヴァールとともにハーフタイムで交代を告げられてしまっていた。

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