2023/08/14

クルトワ長期離脱のレアル、チェルシーからケパをレンタル

©︎IMAGO/USA TODAY Network

 既報通りケパがレアル・マドリードにレンタル移籍することが発表された。先週木曜にティボー・クルトワが左膝の前十字靭帯を断裂したことが明らかとなっており、週末のラ・リーガ開幕戦アスレティック・ビルバオ戦では、アンドリー・ルニンが先発起用。ただこれからは1年間の期限付きにて、28歳のスペイン代表GKが代役を務めることになる。なお公式な発表はないが買取オプションは付随していないようだ。

 ユース時代に所属していたアスレティック・ビルバオでは、レギュラーとしてリーグ戦53試合に出場するなどラ・リーガに精通しており、2018年夏にチェルシーFCが総額8000万ユーロを支払って獲得。ブルーズでは当初2年間はスタメンだったが、3年目にエドゥアール・メンディにレギュラーの座を奪われて2年間2番手を務めることに。ただ昨年メンディの負傷から恩恵を受ける形で復帰し、その後メンディはアル・アハリに移籍したが、ブルーズはブライトンからロバート・サンチェスを確保。とりわけ来夏のユーロを視野に入れるケパにとっては、レアルで多くの出場機会を得られることは魅力的な話だった。

 一方で同選手はバイエルンの候補としても浮上。ドレーセンCEOは土壇場でレアル行きを決断したとしているが、ただ事前にトゥヘル監督が求める選手像として「バイエルンで先発を担える実力と人間性、そしてノイアーが完調したときにプライドを飲み込んでマヌをナンバーワンとして受け入れられるだけのチームプレーができる人物を探している」とコメント。果たしてケパにその用意が本当にあったかどうかは不明だが、いずれにしてもバイエルンのGK模索はこれからも継続していくことになる。

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