欧州三冠達成時を超えるハリー・ケインブーム、ユニフォーム販売記録を樹立

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　ハリー・ケイン獲得によるインパクトは、すでにブンデスリーガ開幕戦から早速ピッチ上において確認されているところだが、しかしながらピッチ外においてもそれはみてとれている。ゼーベナー通りやインゴルシュタット、スタジアムなどでのマーケティングイベントにおいても、３０歳のイングランド代表主将に対する関心度は非常に高いものがあり、バイエルン・ミュンヘンというクラブの名声を国境を超えて高める存在となっているところ。それはまさに入団会見時からバイエルン首脳陣より口にされていたものであり、ひいてはブンデスリーガ全体にまで影響を及ぼすインパクトとなると予見していた。

　欧州を超え世界的に多くのファンをもつケインによって、ファンショップには商品注文が殺到しており、キッカーが得た情報によると加入翌日に１万３０００着もの名前入りユニフォームが販売されたという。これは２０２０年にバイエルンが欧州三冠を達成した、その翌日に記録した数をも上回るクラブ最高枚数であり、それをケインたった１人で加入１日目に樹立してしまったのだ。ケインの存在、知名度の高さは今後パートナーを新たに迎え入れるためのきっかけになるかもしれない。１億ユーロを超える移籍金額の支払いが実を結ぶには、競技面での成功（タイトル獲得など）、グッズ販売など売上の増加、そしてスポンサーとの協力関係の強化の３本柱の達成が理想的な目標だといえる。