2023/08/28

バイエルンがペレツ入団会見。CEOはMF補強の可能性も示唆

©︎IMAGO/NurPhoto

 月曜日にバイエルン・ミュンヘンは、ダニエル・ペレツの入団会見を行った。前日のアウグスブルクとのホーム戦ですでに家族や友人らと訪れていた同選手は、そこでファンたちからの写真やサインのリクエストにも応じており、今回は会見の席で英語で対応。「ホームにいるという感じがするよ。監督は選手たちを自分の子供のように扱ってくれるので快適さ」と言葉を続けている。

 そんな「バイエルンファン」たという23歳のイスラエル代GKは、今夏に行われたU21欧州選手権でドイツ相手に2度のPK阻止など活躍を披露。ドレーセンCEOによればレヒナーGKコーチが獲得に際して、そのポテンシャルを高く評価。「GKとしてこれから非常に長いキャリアが待ってるだろう。それが5年契約を結んだ理由だ」と語った。

 そしてこれからは自ら「熱血漢」と評するその情熱をもって、マヌエル・ノイアーらとの定位置争いに挑む。「マヌは僕の憧れの選手だよ」と明かした同選手は、「昨日にあったのだけど、本当にいい人で、すっごく落ち着いている人なんだ。彼とこれから一緒にトレーニングできるのがとても楽しみだよ。ただ僕もアスリートだし、争っていきたいね。それがサッカー。競争はつきもので僕はアピールしていきたい」と意気込みを見せている。

ドレーセンCEO、ボランチ補強の可能性に含み

 ただこの日の会見では三人目のGKもさることながら、やはり更なる補強の可能性に関する質問にも話題が及んだ。獲得の可能性は?それはボランチ?それとも右SB?「まだ幸いにも数日は残されている。それまでまだしばらく辛抱願いたい」と笑顔をみせたドレーセンCEO。前日にはトゥヘル監督がボランチの強化に前向きな姿勢も見せており、「我々は意見交換をしているよ」と含みをもたせた。「様子見だ。暗闇の中の光というべきか。ただそれはまだ暗闇の方が強いがね」

レスターのディディはノッティンガム?

 ちなみに最近ではレスター・シティのウィルフレッド・ディディが補強候補として浮上するも、移籍専門家ファブリツィオ・ロマーノ氏によれば26歳のナイジェリア代表はむしろ、プレミアリーグのノッティンガム・フォレストへの移籍の流れにあるようで、すでにノッティンガム側とディディ側との間では移籍で合意に達しているとも伝えているところ。ちなみにノッティンガムでは元シュトゥットガルトのオデュッセウス・ブラホジモス(29:ベンフィカ)移籍交渉中とA Bolaでは伝えている。

パヴァールについては「移籍期間中に解決策を」

 それでは右SBのパヴァールの去就は?週末の試合では腹痛の背中の問題を理由にして出場を見合わせていたが、以前よりインテル・ミラノへの移籍の可能性が取り沙汰されている、契約最終年度にあるフランス代表DFについて、ドレーセン氏は「率直に申し上げて、このテーマについてはこの移籍期間中にも解決策が見出せるのではないかという感覚はもっている」と述べた。

ノイアーがペレツと練習。パヴァールはチーム練習復帰

そのパヴァールは同じく週末の試合を負傷のために欠場した、ジャマル・ムシアラとともに練習参加。後者は大腿筋に筋損傷を抱えており、この日はランニングセッションをこなしたところ。また前者はチームトレーニングへの復帰を果たしており、また下肢の骨折から数日前に個別トレーニングを開始したマヌエル・ノイアーは、新加入のペレツとともに初めてのトレーニングを実施。トゥヘル監督は先日にノイアーの回復が非常に順調であることを強調。「今後数週間以内にはチーム練習復帰を果たす」見込みだという。

バイエルンが通算勝ち点数4000を突破

 先日のアウグスブルク戦での勝利によりバイエルンでは、ブンデスリーガが1965年に開幕して以来、通算勝ち点数4000を初めて突破するクラブとなった。通算勝ち点数4001は、2位のドルトムントに900ポイント以上の差をつける(3083)大差であり、3位はブレーメンの2922、4位はシュトゥットガルトの2768、5位はグラードバッハの2763となっており、6位のハンブルク(2733)と7位のシャルケ(2563)はブンデス2部に甘んじているため、フランクフルトの追撃を受けることにはなるがまだ差はシャルケと69開いているところだ。

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