2023/09/02

リヴァプールが更なる中盤補強、グラフェンベルフをバイエルンから獲得

©︎imago images

 「もうあんな経験は二度とごめんだ」バイエルン・ミュンヘンでの移籍初年度を終えた今年6月、ライアン・グラフェンベルフが退団を希望する発言をしたのはこれだけにとどまるものではない。そして移籍市場最終日となった金曜夜、その念願が叶いこれからはプレミアリーグ、リヴァプールFCへと戦いの舞台を移すことが正式に発表された。アヤックスのユースで育成され、昨夏に移籍金1850万ユーロで加入していたオランダ代表MFは、新天地とは2028年夏までの契約を締結。伝えられるところでは買取金額は4000万ユーロで、さらに成果に応じたボーナスとして最大500万ユーロも追加される仕組みとなるようだ。

 「移籍がうまくいって、ようやくここに来れてとても嬉しいよ」と喜びをみせた同選手は、「世界トップクラブの1つ」でのプレーをいまから待ちきれないようで、これを新たな船出とし「タイトルを獲得して、たくさんプレーして、自分の力を証明していきたいと思う」と意気込みをみせている。背番号は38。特に同胞フィルジル・ファン・ダイクや、コーディ・ガクポらの存在も大きな一助となってくれることだろう。

  2021/22シーズンではオランダ無30試合に出場して2得点5アシストをマークし、「このようなメンタリティをもつ選手を求めていた」と当時のサリハミジッチ競技部門取締役は語っていたが、2022/23シーズンではブンデスの舞台でそれをみせる機会はあまり得られず、24試合の出場のうち21試合でベンチスタート。それでもシーズン終盤から就任したトゥヘル監督は、グラフェンベルフがここから奮起し、更なる成長を遂げアピールしていくことを願っていたものの、「彼は安定した出場機会を求め移籍を直訴してきた。だから私たちもそれに応じることにしたよ」とドレーセンCEOは説明している。

元バイエルンMF、ミカエル・ギュイザンスがブンデス2部に

 そしてかつてバイエルンに所属していた24歳のMFが、逆にドイツへと戻ってきた。ブンデス2部オスナブリュックはかつてグラードバッハでもプレーしていた、ミカエル・ギュイザンスの獲得を発表。イタリア2部セリエBのベネツィアより1年間の期限付きでの加入となり、シャブールザーデSDは「彼は本当にドイツに戻り、落ち着いた環境でサッカーに打ち込み、腕を磨くことを望んでいた」と明かした。

バイエルン・ミュンヘン バイエルン・ミュンヘンの最新ニュース