2023/09/07

バロンドール最終選考30名:バイエルンからはケインとムシアラ、キム。

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 昨年はカリム・ベンゼマが手にしたバロンドール栄冠は、2023年には果たしてどの選手の手に渡ることになるだろうか?水曜夜にフランスフットボールは、バロンドール受賞の可能性がある30名を発表。その中には今冬ワールドカップで悲願の初優勝をはたした過去6度受賞、リオネル・メッシも含まれており、欧州年間最優秀選手賞を受賞したエルリング・ハーランドとの一騎打ちとなりそうだ。さらにそれ以外の候補にもジュリアン・アルバレス、ケビン・デ・ブルイネ、ルーベン・ディアス、イルカイ・ギュンドアン、ロドリ、ベルナルド・シルバら、昨季欧州三冠を達成したマンチェスター・シティ組が名を連ねる。ちなみに4度受賞のクリスチアーノ・ロナウドの名前は、実に19年ぶりの今回のリストから外れた。

 またブンデスリーガからも今夏にそのマンcに移籍したバルディオル(ライプツィヒ)、ムシアラ(バイエルン)、パリSGに移籍したコロ・ムアニ(フランクフルト)に加えて、逆に今夏にブンデスリーガ・バイエルンに加入したハリー・ケイン(トッテナム)とキム・ミンジェ(ナポリ)も、その30名の中に含まれている。現在ドイツ代表に合流中のリロイ・サネはキッカーに対して、ハリー・ケインの加入について「そもそも人として彼は非常にプロフェッショナルであり、とても落ち着いた印象を受ける。至って普通の男なんだ」と笑顔で語り、「僕らのプレースタイルにおいて、センターフォワードを本職とする選手がいることは、本当に重要なことなんだ。そして時々ハリーも下がりながらローテーションも行いながら、ここまで上手く行ったプレーが何度も見られているし、どんどん実践を重ねて息があっていくと思うよ」とその効果の大きさについて熱弁している。

コパトロフィーの候補にも、ムシアラ

 ちなみに若手選手に送られるコパトロフィーの候補にも、バイエルンのジャマル・ムシアラは最終10人の中に選出。2018年から授与される同賞はこれまで、キリアン・ムバッペ(2018年)、マタイス・デ・リフト(2019年)、ペドリ(2021年)、ガビ(2022年)が手にしてきた。なおムシアラは最近2年でいずれも3位にとどまっており、今回は昨年優勝者のガビ、バルデ、ペドリ(以上FCバルセロナ)に加え、エドゥアルド・カマビンガ、ジュード・ベリンガム(ともにレアル・マドリード)、ラスムス・ヘイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)、アントニオ・シウバ(ベンフィカ)、エリエ・ワヒ(レンズ)、そしてライプツィヒのシャビ・シモンズも加わっているところ。確かに今夏にレアル移籍以降は目覚ましい活躍をみせるベリンガムが有利にも思えるが、あくまで選考基準は昨シーズンにおけるパフォーマンスであり、『フランス・フットボール』による主な基準は「個人の功績と決断力と印象的な性格、集団の功績と成功、品格とフェアプレー」としている。

【ノミネート選手一覧:】
ジュリアン・アルバレス(マンシティ)
ニコロ・バレッラ(インテル・ミラノ)
ジュード・ベリンガム(BVB、現レアル・マドリード)
カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード、現アル・イティハド)
ボノ(セビージャFC、現アル・ヒラル)
ケビン・デ・ブルイネ(マンシティ)
ルーベン・ディアス(マンシティ)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
イルカイ・ギュンドアン(マンシティ、現FCバルセロナ)
ヨスコ・グバルディオル(RBライプツィヒ、現マンシティ)
エルリング・ハーランド(マンシティ)
ハリー・ケイン(トッテナム、現FCバイエルン)
キム・ミンジェ(ナポリ、現FCバイエルン)
ランダルコロ・ムアニ(フランクフルト、現PSG)
フビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)
ロベルト・レバンドフスキ(FCバルセロナ)
エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ)
ラウタロ・マルティネス(インテル・ミラノ)
キリアン・ムバッペ(PSG)
リオネル・メッシ(PSG、現インテル・マイアミ)
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
ジャマル・ムシアラ(FCバイエルン)
マルティン・オーデゴーア(FCアーセナル)
アンドレ・オナナ(インテル・ミラノ、現マンチェスター・ユナイテッド)
ビクトル・オシムヘン(ナポリ)
ロドリ(マンシティ)
ブカヨ・サカ(アーセナルFC)
モハメド・サラー(リバプールFC)
ベルナルド・シウバ(マンシティ)
ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)

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