2023/09/20

トッテナムのレヴィ会長、ハリー・ケインの『買い戻し』オプションについて言及

©︎AFP via Getty Images

 この夏にバイエルン・ミュンヘンがハリー・ケインを獲得するにあたり、タフな交渉人として名高いトッテナム・ホットスパーのダニエル・レヴィ会長と、我慢強く交渉を行なってきたことはこれまでにも伝えられてきたことだ。そして遂にバイエルンは突破口を見出して無事獲得に至ることになるのだが、どうやらその解決策さえ一筋縄ではいかないもののようで、英国メディアによればレヴィ会長は「買い戻し条項があるよ」とコメント。その詳細については特に語らなかったようだが、「それがバイエルンとの契約の一部だ」と言葉を続けたという。

 確かにレヴィ会長はケインがバイエルンに移籍する際に、「いつでもハリーは戻って来れる。彼はスパーズファミリーの一員として愛され、大切に思われている存在なのだ」との言葉を残していたが、つまりは単にエールを送ったのではなくそれを暗に示唆した発言だったということなのだろうか。バイエルンと2027年までの契約を締結したケインもまた、「永遠の別れではない。またすぐに会えるだろう」とのメッセージをトッテナムファンに残している。そして昨日の会見の席では改めて、トッテナムを引き続きフォローしつつ現在の好調ぶりに「ファンの満足する姿をとても嬉しく思っているし、これからも僕はトッテナムをフォローし続ける」と述べていた。

ハリー・ケイン「バイエルン移籍には理由がある」

 一方でこれから臨むチャンピオンズズリーグでの一戦を前に、ケインは改めて新天地でリーグ戦4試合で4得点という「僕にとっては非常に良いスタートを切れた」ことにも喜びを見せており、「とても満足している」がプロとして同時に「まだまだよくしていかないと」ともコメント。昨季までプレミアを舞台に戦ってきたマンU戦に向けて、カウンターとその攻撃力を警戒しつつ「彼らを支配して崩していきたいところだ」と意気込みをみせる。「バイエルンが僕を獲得した理由がある。CLを制するために僕はここにいる。最高のレベルでプレーして貢献したい。まずはGL突破だ」

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