2023/10/25
ガラタサライの大騒音、初体験のハリー・ケイン「耳はだいぶ戻ってきた」

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5年半ぶりとなるトルコの首都イスタンブールでの試合後に、ジョシュア・キミヒは「たとえ準備をしようと思っても、こんな状況はなかなか想像できるものではないよ」とコメント。ガラタサライファンからの凄まじい音量は、なんと132デシベルを記録。そんな喧騒と、ガラタサライからの猛攻も受ける中で、キングスレイ・コマンによる先制とスウェン・ウルライヒの好セーブなどに救われながら、選手たちは最後まで集中力を切らすことなくプレーし続け、最終的には3−1でアウェイ戦勝利、早くも3試合目にしてグループリーグ突破を確定させる勝利をおさめている。
トゥヘル監督は「前半は難しい展開だった。ガラタサライは17試合連続無敗という中にあり、我々も多くのチャンスを許してしまっていたよ。でも後半では守備面で改善して、攻撃でもチャンスをうまく活かすことができていたね」と総括。コマンやムシアラ、サネらを引き合いに出しつつ、「最前線ではたとえうまくいかずとも常に高い危険性をもっているね」とも述べており、そのコマンは「とても疲れた。ガラタサライはずいぶんとプレッシャーをかけてきたから。でも後半ではスペースも生まれてゴールを決めることができたよ。監督のハーフタイムでの指示が功を奏したんだ」と振り返っている。「対人戦でおもっと勝てないといけないといわれ、それから状況はずいぶんとよくなったよ。こういう試合、雰囲気が大好きなんだ。アドレナリンが出まくるね」
また今回ガラタサライでの試合初体験となったケインは、「耳はだいぶ戻ってきたよ」と苦笑いを浮かべつつ、「彼らのサポーターに敬意を表したい。そしてうちのファンもよく頑張ってくれた。この難しい雰囲気のなかで勝利できたことは大きな自信になる」とコメント。「非常に重要な勝利だったね。本当に難しかったよ。後半は落ち着いてボールをうまく扱えるようになって、そしてチャンスをものにしたんだ。こういった勝利は僕達に自信を与えてくれるものだよ。」と胸を張った。「難しい雰囲気や重要な試合でも今回、僕達はそれをうまく残りこえることができたんだ」