2023/10/31

バイエルンのドイツ杯2回戦が中止の可能性「心配してもしょうがない」

©️IMAGO/Dennis Hetzschold

 今シーズンのドイツ杯1回戦では、スーパーカップ参加により1ヶ月遅れで開催され一部ファンからの苦言も呈されてたバイエルン・ミュンヘンではあるが、果たして2回戦となる1.FCザールブリュッケン戦では予定通りに明日の水曜夜に開催することはできるのだろうか?その理由は批判された運営側の問題ではなく自然、つまり天候の問題にある。

 ザールブリュッケンの本拠地ルートヴィッヒスパークは、大雨の影響により劣悪なピッチコンディションとなっており、ただ試合当日は降雨の予想ではなく開催も夜20時45分キックオフとあって、あくまで当日ギリギリに判断を下す考えだ。まず本日午後2時よりスタジアムの所有者である市、クラブ、ザールランド州サッカー協会の専門家の代表者らが視察。

 日曜に開催されたディナモ・ドレスデン戦では無数の水溜まりの影響で前半で中止されたが、1.FCザールブリュッケンの広報担当は、SIDに対して「我々は非常に期待しており、試合が開催されることを強く信じている」と前向きに語った。「ピッチにはもう水たまりはなく、ただ湿っている状態です」特に過密日程にさらされているバイエルン側としても、試合の延期は避けたいところだろう。

トゥヘル監督「心配しても仕方がない」

 トゥヘル監督は会見の席にて、「できるかどうか議論するのは、現時点では無意味だよ。できない可能性は確かにある。そしてそうなれば二重の不利益が生じることになるということ。それをどこかの時点で埋め合わせしていかなくてはならないんだ。加えてこれから移動への負担についても対応していかないといけない」と述べているように、ザールブリュッケンの後にはドルトムントとの注目のアウェイ戦も控えているところ。

 またヌゼア・マズラウイとジャマル・ムシアラは風邪を患い、キングスレイ・コマンは週末のダルムシュタット戦にて足首を負傷。月曜の公開練習ではいずれも参加していない。レオン・ゴレツカは中手骨の骨折に対応して保護装置を着用する予定で、「体調が良くなれば遠征に帯同するかもしれな」と指揮官。またセルゲ・ニャブリは病気から回復して練習復帰。一方で大腿を負傷しているダヨ・ウパメカノとラファエル・ゲレイロについては時期尚早。

トゥヘル監督、今冬補強に向け「我々は取り組んでいく」

 ちなみにこの夏の移籍市場閉幕時より、トゥヘル監督は選手層の薄さを懸念していたが、先日にウリ・へーネス名誉会長は「正当な論拠があれば基本的に反対などしない。特に3大会で戦い抜くため、何が必要か分析する必要がある。うちの監督には必要なものは全て手にいられるようにする」と今冬での補強に前向きな姿勢をみせた。このことについて質問を受けたトゥヘル監督は冗談を交えつつ、最後は真剣な表情で「我々はそこについて取り組んでいく」と述べている。

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