バイエルン：独３部相手にドイツ杯敗退！更にデ・リフト負傷交代の追い討ち！

©️IMAGO/Fussball-News Saarland

　水曜夜に予定通りに開催されたドイツ杯２回戦１．ＦＣザールブリュッケン戦では、バイエルンはこちらも思惑通りトーマス・ミュラーが開始早々に先制ゴールを幸先よく決めたものの、物事がうまく運んでいたのはここまでだった。

　左のコーナーフラッグ付近で相手選手のファビオ・ディ・ミケーレ・サンチェスにタックルを仕掛けた後、すぐに腕を上げて治療が必要であることをマタイス・デ・リフトが示唆。どうやら右膝を痛めたようで、当初ピッチ内外で治療を受けて本人はプレー続行を希望しているようにも見えたが、コンラッド・ライマーが投入。

　ボランチに入ると、ジョシュア・キミヒが一列下がってキム・ミンジェとのＣＢコンビを形成。これはまるでドイツ杯初戦にてバイエルンが、ＣＢ不在のためゴレツカとマズラウイの急造ＣＢ形成を思い出すような光景だ。そして結果は、その時とは異なるものとなってしまった。

　前半ロスタイムに同点に追いつかれると、さらに延長戦かと思われた後半ロスタイムにもザールブリュッケンに失点を許す結果に。ドイツ２回戦は前日の連覇中だったＲＢライプツィヒの敗退に続き、それをも上回る大波乱が主将ノイアー復帰２戦目にして起こっている。

　試合後トゥヘル監督は、「また同じ膝、同じ関節包だ。現時点では非常に痛みを感じているようで、ただまだ診断はとくに下されてない」と説明。いずれにしてもこの週末にはボルシア・ドルトムントとのドイツ頂上決戦を迎えるなかで、バイエルンはあまりに辛い敗戦を喫する結果となった。