2023/11/02

落胆、言葉もないバイエルン「またもドイツ杯で・・・」

©️IMAGO/Fussball-News Saarland

 ブンデス3部1.FCザールブリュッケン相手に、ドイツ杯2回戦で敗退という衝撃が走った後、バイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督は「説明は何百もあるかもしれないし、逆に何もないかもしれない。クレバーな返答はなかなかできない」と漏らした。「どうしても(決勝開催の)ベルリンに行きたかった。とても悔しいし、もう取り返しはつかない」

 ただ選手たちを責めるようなことはせず、「決して我々が傲慢たっだり、相手を軽視していたというわけでもないんだ。我々は懸命な努力をみせていたし、あらゆる手を尽くしていたんだ。だが土壇場で許してしまったゴールによって、我々は非常にあまりに辛い結果を味あわされることになったよ」と指揮官。

  決して全てがよかったわけではないことも承知しており、「彼らのみせるアグレッシブなプレースタイルに、なかなか対応できいなかった。それにご覧になられたとおり、あまり良いリズムにない選手も何人もいた。」と説明、無論いかなる理由があろうともバイエルンが「勝たなくてはいけなかった、その意見は当然正しい」とも認めている。

  とくにこの試合でバイエルンは前半16分に、幸先よくトーマス・ミュラーが先制ゴールをあげるなど、出だしは決してわるいものではなかった。「しかしその後、我々は良いプレーができなくなっていたよ」とトゥヘル監督。改善されたのは後半からで、「もっと相手陣内に押し込んでいきたかったんだ。それが前半ではあまりできていなかったが、後半は良くなっていたね」と回顧。

 それでも最終的に後半ロスタイムで失点し敗退したことについては追加点を取れず波に乗れなかったこと、そしてビルドアップでのミスから「不必要にリスクをおかした。それは我々によくみられるものだ。もっと斜めにプレーすべきなのに」という判断ミスでマルセル・ガウスに値千金のゴールを許すことに。

またもドイツ杯敗退の悪夢に、肩を落とすミュラー

 試合後トーマス・ミュラーは国営放送のインタビューで、「ひとはいろんな理由をこの試合からみつけるだろう。ただそもそもザールブリュッケンを祝福しなくては。ツキも味方してのことかもしれないが、ただ最初の失点の場面に関して言えば、僕らは決してクレバーだったとはいえないよ」と総括。

 そして「それにロスタイムで失点する前に、得点するチャンスは互いにあった。僕らはが3部相手に敗れる以上、多くの過ちをおかしたことになるはず。特に最後に最後で。あまりに辛い打撃となったよ」と述べつつ、間も無くしてドルトムントとの試合に切り替えられることは救いではあるのだが、それでもまたしてもドイツ杯で敗退、しかも3部相手ということで「もう連続で3回か4回目じゃないか?」と肩を落とした。

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