2023/11/15

バイエルン、豪州期待の17歳ネストリ・イランクンダ獲得

©️IMAGO/AAP

 既報通りバイエルンはオーストラリアのクラブ、アデレード・ユナイテッドから来年7月1日より、ネストリ・イランクンダを迎え入れることを発表した。FIFAの規定に従い2月9日に18歳の誕生日を迎えてから獲得する、トップチーム召集も受けたU17代表ウィンガーの移籍金額や契約期間など詳細については特に明かされていない。

 ザウアー育成担当は「かねてより注目していた選手」と15歳でトップチームデビューし同国史上2番目に若い得点記録をもつ若武者の獲得へ喜びをみせ、「非常に速いウイングプレーヤーで、ドリブルとフィニッシュを得意とする、ゴールに到達する能力に優れている選手だ」と評価。「彼のポテンシャルを確信しており、彼が私たちとともに次のステップに進んでくれることだろう。またAリーグでの今後数か月の経験は、間違いなく彼のさらなる成長に非常に良い影響を与えるはずだ」と期待感を示した。

フロイントSD、補強、育成、そして仲介役と活躍中

 さらに今冬の補強にむけてトゥヘル監督と共に同じ考えをもち従事しているのが、今夏加入のフロイントSDだ。「素晴らしい関係性」をもつというフロイント氏は、以前にへーネス名誉会長のトゥヘル監督に関する発言で物議となった際にうまく間を取り持ったといわれており、キッカーの情報では3人でプライベートで会い誤解を解く有意義な話し合いをしていたという。またザルツブルク時代から定評のあった若手育成も期待されている部分であり、さらに上司にあたる競技部門取締役にはかつての上司マックス・エベール氏も取り沙汰されているが、ひとまずバイエルンとしては現状をゆっくり見極めて取り組みたいと考えている模様。

元ブロガー、マリッチ氏を招聘

 またバイエルンはライプツィヒやザルツブルクなどでマルコ・ローゼ監督のACを務めていた、ルネ・マリッチ氏をキャンパスのアシスタントとして招聘した。もともとはサッカーブロガーだったという異色のキャリアをもつ31歳は、マインツ時代にトゥヘル監督と、ザルツブルク時代にフロイントSDと知る仲であり、最近はリーズにてジェシー・マーシュ監督をサポート。これからはバイエルンのユースにてリチャード・キッツビヒラー氏に次ぐ2人目のアシスタントとして、統一システムの確保を担当することになるという。

ユングCMOが退任へ

 来夏の契約満了をもってアンドレアス・ユングCMOが退任することが総会で確認された。1996年よりスポンサーシップを担当し。2002年からスポンサーおよびイベント部門の責任者およびディレクターに就任。ユング氏は改めてこの27年を振り返って感謝の気持ちを伝えるとともに、「バイエルンはここ数年で従業員100人未満から1000人以上に大きく成長し、マーケティング売上高はほぼ20倍に増加した」と振り返った。

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