乗馬事故で頭部に重傷負ったセルヒオ・リコ、無事に病院から退院

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　まだ足元にふらつきはみられていたものの、それでもやはり印象的だったのは、妻と手を繋ぎその表情に浮かんでいた満面の笑みだった。一時は生命の危機にさらされていたセルヒオ・リコが、無事”Virgen del Rocio”病院を金曜日に後にしており、「助かって本当によかった」と安堵。８２日前に落馬による頭部打撲によって頭蓋脳外傷を負い、昏睡状態の中で集中治療室にて、６月中旬に意識を取り戻していた元スペイン代表は、今後は自宅でのリハビリに入り治療を続けるとのことで、「動脈瘤はまだ完全にコントロールできていないけれど、気分はかなりいい」と説明。まだ数ヶ月は安静にしなくてはならないという。

　なお事故当時の記憶はないようで、「どうも僕の頭は都合がよくできていて、これからの出来事を全て消去してしまったようなんだ」とコメント。「病院で目が覚めたとき、興奮を覚えたしとてもハッピーだったし、とにかく感謝している。彼女のサポートなくして、このようなことは決して起こり得なかったことだろう」と述べ、さらに所属元であるパリ・サンジェルマンや古巣セビージャにも感謝の気持ちを伝えた。特にセビージャファンは入院初日から病院前に横断幕を掲げており、「僕はセビージャのファンだし、いつかまたセビージャでプレーしたい」とも。そのほかフラムやマジョルカなどからも応援のメッセージが寄せられており、「早くサッカーに戻りたいね」と目を輝かせた。