2023/09/16

ユニフォーム要求から批判やまぬ、韓国代表クリンスマン監督「理解できない」

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 FCミッティランに所属するチョ・ゲソンによって、ユルゲン・クリンスマン監督には韓国代表として、6試合目にして初の勝利がもたらされた。しかしながら巨額の契約でイタリア代表から引き抜かれたことで話題の、ロベルト・マンチーニ監督率いるサウジアラビア相手にニューカッスルの地で勝利をおさめてもなお、クリンスマン監督への批判の声を黙らせることはできない。というのもカーディフにて行われたウェールズ代表との親善試合後、相手主将アーロン・ラムジーのユニフォームを求めたことが大きな波紋を呼ぶ結果となっていたのだ。

 サウジアラビアとの試合後にクリンスマン監督は、「あれはロサンゼルスに住む息子のチームの、フィジオセラピストに渡すためのものだった」と説明。「ただ正直いってそもそもいったいなぜ、それは批判される理由となるのかが理解できない。私の息子はインスタグラムのアカウントで批判的なコメントを受けている」とも言葉を続けている。

 そしてこのニューカッスルでの試合後にクリンスマン監督は、予定を変更してサプライズで韓国へと到着。AFP通信によれば記者から帰国理由について問われたクリンスマン監督は、「そう望まれたからだ!」と返答。どうやら韓国サッカー連盟からの依頼があったようで、「今回参加していないメンバーをみるために、こちらに来ることは可能か?と尋ねられたのだ。だから予定を変更し、ここで2試合をみることにした」と述べた。

 一方で混乱はまだ収まらないもののクリンスマン監督は、2024年にカタールで開催されるアジアカップに向けた展望について、満足感を示しており「いまは前向きな雰囲気を構築していくということが重要なんだ。ファンのみなさん、メディア、そしてチームとしてもね」と強調し、「物事がうまくいかなくなれば、その時は批判をしたり、また監督を解任したりする、もしもそれを望むのであればその時間はまだ残っているよ」とも付け加えた。

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