2023/09/26

パリSGファンの同性愛嫌悪的行為に、フランス政府も動く

©︎IMAGO/Crystal Pix

 日曜日に開催されたフランス伝統の一戦、オリンピック・マルセイユ戦にてパリ・サンジェルマンは、おそらく今シーズン最も説得力のあるパフォーマンスを披露し、4−0での勝利をおさめたものの、しかしながら本拠地プリンツェンパルクに集まったパリSGファンたちはむしろ、試合中に同性愛者差別のチャントと唱えるなど、不名誉な姿を世間に晒し注目を集める結果となっており、それはほぼ25分間にわたってパリサポーターの観客席からマルセイユの選手たちに向かって浴びせられていた。

 このことに対する怒りはすでに政府レベルにまで波及しており、アメリ・ウーデア=カステラ・スポーツ相はSNSを通じて「該当者を特定しスタジアム出禁処分とするために動く」ことを宣言。「このような憎悪的で同性愛嫌悪的なチャントに反応しないことなど考えられない」と訴え、すでにフランスリーグも調査に乗り出していることも合わせて発表。

 クラブ側もまた月曜日に声明を発表しており、「あらゆる形態の差別、特に同性愛嫌悪を非難する」とし、「同性愛嫌悪との闘いにおける予防活動をさらに強化し、この重要な問題について今後数日のうちに全ての関係者たちとの話し合いの場をもつ」考えも明らかにしている。しかも試合後には勝利に浮かれてのことか、ハキミやコロ・ムアニ、デンベレなどがマルセイユに対するファンのチャントに参加。こちらにも批判が寄せられた。

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