2023/09/27

UEFA:ロシアユース代表参加承認、ルビアレス氏の後任選出、ネーションズリーグ組合せ抽選日発表など

©️IMAGO/Sportimage

 UEFAはロシアのユース代表チームに対して、ふたたび同組織が主催する大会への参加を許可する判断をくだした。これはキプロスのリマソルにて開催された会議で決定されたものであり、ウクライナへの侵略戦争が継続する限りは、ロシアのA代表に関してはすべて出場停止となることも併せて確認がなされている。チェフェリン会長は「暴力と侵略に対して毅然とした態度をとるというUEFAの決意を反映している」とコメント。

 「UEFAは戦争が終わり平和が回復するまでこの立場を維持する決意だ」と言葉を続けており、ただUEFAとしては「大人が負うべき責任を、子供達が課されるべきではない」と説明。今回の判断を「平和と希望のメッセージ」であることを強調している。「彼らにヨーロッパ中の仲間たちとプレーし、競争する機会を与えることで、私たちはより賢く、より有能な将来の世代と、より良い明日に投資することができるというものだ」ただ国歌斉唱や国旗掲揚などは引き続き見送られるとのこと。

ルビアレス氏の後任が発表

 またこの日、UEFAは辞任したルイス・ルビアレス氏の後任として、アルバニア人のアルマンド・ドゥカ氏が新たに副会長に就任することも発表した。ドゥカ氏は母国では最も成功した起業家の一人とみなされ、養鶏会社のオーナーとして知られる60歳の実業家であり、1990 年代半ばからアルバニアのサッカークラブのスポンサーを務め、2002年からはアルバニアサッカー協会の会長も務めているところ。

 ルビアレス氏は先日行われたFIFAワールドカップにてスペイン女子代表が優勝した際に、メダル授与式でジェニファー・エルモソ選手におもむろにキスをし、その後にスペインサッカー連盟会長やUEFA会長の辞任に追い込まれるなど、大きなスキャンダルに陥っていた。

次回総会とネーションズリーグの組み合わせ抽選日も確定

 そのほかこの日は次回のUEFA総会は2024年2月8日にマドリッドではなくパリで開催され、次のネーションズリーグ 2024/25 シーズンのグループはそこで抽選されることも確認。UEFAスーパーカップ2024は8月14日にワルシャワの国立競技場にて開催されるとのこと。加えて今後のユース代表のトーナメント開催地も発表している。

U-17欧州選手権(女子):
2026年 北アイルランド、2027年 フィンランド

U-17欧州選手権(男子):
2025年アルバニア、2026年エストニア、2027年ラトビア

U-19欧州選手権(女子):
2026年 ボスニア・ヘルツェゴビナ、2027年 ハンガリー

U-19欧州選手権(男子):
2026年ウェールズ、2027年イスラエル

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