2023/10/03

アルイティハド、イランの将軍像巡ってACLでのプレー拒否

©︎AFP via Getty Images

 いずれにしてもこの試合でバロンドール受賞者のカリム・ベンゼマが、アジア版チャンピオンズリーグでの初得点を挙げることは負傷離脱のため不可能だったものの、しかしながらこの日に詰めかけた6万人のファンたちは何も目にすることさえできず、失意の中でスタジアムを後にする結果となってしまった。イランのセパハンのモハメド・レザ・サケット代表取締役はその後、「直ちにAFCに苦情を申し立てる」と発表している。いったい何があったのか?

 対戦相手であるセパハンの本拠地であるナグシュ・エ・ジャハン・スタジアムには、アメリカの無人機攻撃によって殺害されたイスラム革命防衛隊カセム・ソレイマニ氏の銅像が設置されており、これはサウジアラビアのアル・イティハドにとっては受け入れ難いものだったため、最終的にここでの試合開催を拒否した格好。ただしクラブ関係者によれば実際には銅像そのものの存在というよりも「撤去を求めた際に応じなかった」そのやりとりに問題があったようだ。

その他のリーグ その他のリーグの最新ニュース