「今この瞬間を楽しみたい」クリスチアーノ・ロナウド「またユーロ決勝の舞台に」

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　スロバキア戦でも勝利をおさめて７勝目、実に得失点２７：２という、圧倒的な強さで来夏のユーロ出場をすでに確定させた、ポルトガル代表。なかでも中心選手はかつて世界最優秀選手に３度、バロンドール受賞５度を記録している、今年はじめからは欧州を去り中東にわたった３８歳、クリスチアーノ・ロナウドだ。スロバキア戦でも２得点をあげるなど、あらためて代表では存在感を示したＣＲ７は、これで今大会７得点目を記録。代表チーム全得点の３分の１を占めており、尽きることのない野心で知られる同選手が、その目標としてユーロ制覇を掲げたとしても驚く者はいないだろう。「もう一度、決勝の舞台に立てることを願っているんだ」

　ポルトガル代表は２０１６年にユーロ制覇を成し遂げており、これは同代表史上最大の成功である。ただロナウドが目標として口にした当時の決勝では、開始２５分に負傷交代を余儀なくされ、フランス代表を相手に延長戦で１−０と勝利をおさめるチームを見守るほかなかった。あれから８年。無論ケガへの不安が軽くなるようなことはない。「なんの問題もなく、怪我もなく、またプレーできて決勝に進めることを願っているよ。でもまだまだそこまでの道のりは長いからね。とにかく何も怒らないことを願うばかりだ。

　そして「僕は自分自身に対する目標を特に設定しているというわけではないよ。あくまで短期的に考えており、今はただ一歩ずつ、着実に歩みをすすめていくということ。感覚的には良いものを覚えてはいるけどね」と語った。「４５歳とかそこまででプレーし続けるとか、そういうことを言うんじゃない。そう言う期限のようなものは設けない。ただただ、いまこの瞬間を楽しみたい」