2023/12/10
2023/11/08
FIFAの新エージェント規則(FFAR)、スペインでも代理人側を支持

©️IMAGO/ULMER Pressebildagentur
FIFAの新エージェント規則(FFAR)の重要な部分は当面、スペインでは適用されない可能性がある。マドリードの商業裁判所は月曜にそのような判断を下しており、キッカーが得た情報によれば「FIFAはFFAR第15.1条と15.2条を適用しないよう命じられた」ようだ。これは同じく被告となったスペイン協会RFEFにも該当するが、おそらくドイツと同様にFIFA側はこれに上訴することになるだろう。
特にこの条項はこれまでは市場によってのみ規制され、個別のケースでは法外なレベルにまで高騰していた(ミーノ・ライオラ氏は、2016年のポール・ポグバのユベントス・トリノからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍で4900万ユーロを受け取ったと言われている。)、コンサルタント報酬の上限が記載されており、スペイン代理人協会と他の18の選手諮問機関が訴訟を起こしていた背景がある。
ちなみについ最近、EU委員会は単なる勧告にはすぎないものの、ルクセンブルクの欧州司法裁判所 (ECJ) への書面提出の中で、FFAR は EU法とほぼ互換性があると宣言。さらに、ローザンヌの国際スポーツ仲裁裁判所は基本的にFIFAの取り組みは正しいとの判断を下していた。