2023/11/19

ブルガリアvsハンガリー、予想通り大騒動へ。警官含む50人以上が負傷

©️Getty Images

 木曜日に行われたユーロ予選ではハンガリー代表がブルガリアと2−2で引き分け、来夏のドイツ大会への切符を手にすることに成功したが、しかしながらむしろ会場となったブルガリアの首都ソフィアのワシル・レフスキ・スタジアム前では、4000人以上のファンが集結して激しく批判されている協会会長のボリスラフ・ミハイロフ氏に抗議。報道によると発煙弾や敷石、ビール瓶などを警察に投げつけたという。

 これに警察が放水銃や催涙スプレーを使用するなど応戦、激しい衝突が続いた結果で「ファンの負傷者24名のうち7名は頭部外傷、足や腕の骨折などで病院へと搬送され、また多くの人が催涙スプレーを浴びた」と救急センターの広報担当者はAFPにコメント。さらにソフィア警察署副署長ステファン・イワノフ氏は記者会見で、数名の警察官が「重傷を負い病院で搬送された」と報告している。少なくとも警察官側も33名が負傷したようだ。

 本来ならばこの試合は当初、ブルガリアのプロブディフで開催される予定だったものの、現在改修中のスタジアムは欧州選手権予選での使用が認められなかったため、日程変更が必要となっており、決め手となったのは予想されていた暴力的なフーリガンによる暴動。そのため急遽ソフィアに移転された今回の試合も「ハイリスク」に分類されて無観客にて開催されていた。

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